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■ 2019  小さな旅 3 ■


2018秋に出かけた「さばね山地蔵堂」(2018小さな旅8)に再び、春の散策ツワーと題して、「さばね山植物観察・苔玉つくり・さばね山蕎麦を味わうイベント」に出かけました。

 

◎5/15

7:30 長町発⇒秋保⇒白沢⇒東根⇒尾花沢⇒舟形(さばね山地蔵堂)⇒新庄⇒山形⇒長町着17:50(走行距離 230KM):現地まで約2時間10分程度です。

秋のさばね山地蔵堂(山形県最上郡舟形町)

羽州街道は、奥州街道と共に東北の二大街道で福島県桑折より分かれて、奥羽山脈を越えて山形県に至り、秋田県を経て青森県油川で再び奥州街道に合流する。そして津軽、秋田、山形の諸大名の参勤交替の道であった、猿羽根峠は、最上地方と村山地方を分かつ峠で羽州街道の中でも名だたる難所として知られていました。


副住職兼そばうちの梅津さんの奥様と白壁さん、八鍬さんから説明!
副住職兼そばうちの梅津さんの奥様と白壁さん、八鍬さんから説明!

羽州街道の道中でも難所として知られていた猿羽根峠は、かつて尾花沢から新庄へ至るための主要な峠として、たくさんの人々が行き交いました。松尾芭蕉、斎藤茂吉、イザベラ・バード、清河八郎なども猿羽根峠を越え、多くの言葉を残しています。さばね山地蔵堂は日本三大地蔵に数えられ、昔から子宝、縁結、延命の神として信仰が厚いことで知られております。。

隣殿の「さばね山そば」では、蔵堂の副住職(梅津さん)が製粉・手打ちした最上早生のそばや「手作りごまどうふ」が絶品で大変おいしくいただきました。この山頂からは素晴らしい眺望で、お天気もよく新緑がきれいで気持ちよく素敵なひとときを過ごすことができました。

1時間目:森の案内人 白壁洋子さんと遊歩道散策

⇓⇓写真をクリックすると植物名が表示されます⇓⇓

昼食(さばね山蕎麦&胡麻豆腐)

蕎麦は、一枚目の器には、細い蕎麦(更科風)が辛味大根のおろしで頂きます。二枚目の器には、太めの田舎風な蕎麦が運ばれてきました。これまた蕎麦の風味が強い蕎麦で、太さの違う蕎麦を堪能できます。お通しも、椎茸の甘煮、紫蘇巻、大根の酢漬けと、どれも、丁寧な職人気質な仕上がりで、凄く美味しいです。そして、ここのごま豆腐は絶品です。永平寺で修行して、この味も習得してきたそうです。蕎麦と春夏秋の景色を堪能しながら、のんびりと過ごす日が好きではまってしまいました。

2時間目:苔玉作家 八鍬博敏さんと苔玉つくり

苔玉は、多肉植物を育てるような感覚で、草木を栽培する方法の1つです。植物の根元を丸く苔で覆うことから「モスボール」とも呼ばれ、盆栽感覚で楽しむことができますよ。また、部屋に置いても重苦しさがなく、インテリアとしても人気です。

●ポイント1 育てた方

苔玉を美しく維持するためには、水やりがポイントです。苔は発達した根をもたず、葉や茎で水を吸収することから、水が多すぎると根が傷んで枯れてしまいます。ただ、植え付けている植物には水が必要なので、霧吹きで葉っぱに水を吹きかけるなど、苔玉以外での湿度の調節も必要です。

●ポイント2 置き場所

苔は日陰を好みますが、全く日に当たらない場所では光合成ができず、枯れてしまいます。2~3日に1回は屋外の明るい日影や半日陰に置きましょう。ただし、夏場の直射日光は苔や植物を傷める原因になるので、避けてください。また、湿気の多い環境で育てると、苔にカビが生え、腐って枯れてしまいます。風通しのよい場所に置くか、日に当てるタイミングでお部屋の換気をすると安心です。

●ポイント3 水やり

苔玉を枯らしてしまう1番の原因は水不足です。苔に覆われているので水分があるように見えますが、中まで水が浸透しないことがあり、植えている植物を枯らしてしまいます。

苔玉を持ち上げて軽くなっていると感じたときは水やりのタイミングです。バケツや洗面器に水を溜め、その中へ苔玉を沈めます。5分前後浸け置き、気泡が出なくなったら水から引き上げてください。また、苔は完全に乾燥させると今度は水をはじき、中まで水が染み込みにくくなります。1~2日に1回、苔が乾いていたら霧吹きで水を吹きかけましょう。

●ポイント4 肥料の与え方

苔に肥料は必要ありません。ただし、植物の生育を促すためには肥料が必要です。ただ、与えすぎると根腐れを起こすことがあるので、規定より2倍以上薄めた液体肥料を1~2週間に1回、与えるようにしてください

散策仲間が新庄の町を案内してくれました!

新庄の歴史は、15世紀に新庄盆地の中央部に土豪により沼田城(新庄城)が築かれたことに始まる(新庄の名もこれに由来している)。しかし湿地帯の中にあったため中世には城として不適であり最上地方は大蔵村にあった「清水城」、真室川町にあった「鮭延城」、最上川の要衝であった本合海集落にあった「八向楯」等山城により経営されていた。戦国時代には最上義光によりその領地に編入された。

新庄市が最上地方の中心として発達を始めるのは、新庄藩が作られ羽州街道沿いにあった沼田城周辺が城下町として開発されてからである。元和8年(1622年)、戸沢氏が常州松岡(現在の茨城県高萩市)から転封。同9年(1623年)に鮭延城に入るが狭小のため、翌寛永元年(1625年)3月に新庄に城を築く。この時より、250余年に渡る戸沢氏の藩政が始まる。江戸時代を通じて戸沢氏は領国経営に熱心であり、表高6万8200石を実高8万石にまで増やすことに成功した(民謡『新庄ばやし』には「昔ゃ戸沢の8万石よ」の文句がある)。宝暦6年(1756年)、前年の大凶作に喘いだ新庄藩は5代藩主・正諶(まさのぶ)が領民に活気と希望を持たせると共に豊作祈願をするため氏神である天満宮の祭典を行った。これが今日まで続く新庄祭の始まりと伝えられる。

戊辰戦争においては、奥羽越列藩同盟を離れ新政府軍についた。明治元年7月に庄内藩の攻撃を受けて藩主・戸沢正実は秋田藩領内に逃亡し新庄城は陥落、城下町は戦火に大半が焼失した。明治元年9月に庄内藩が新政府に降伏するまでしばらく間庄内藩の管理下に置かれた。

明治4年(1871年)、廃藩置県により新庄県が設置、同9月に山形県に合併される。明治時代に奥羽本線が開通し大正時代に陸羽西線、陸羽東線が開通すると「鉄道の町」として隆盛を極め物資の集積地、養蚕の町、大日本帝国陸軍軍馬も生産する馬産地、豊富な森林資源を活用した木材加工業・家具工業の町としても知られるようになった。昭和時代初頭には近代農業の実験場として新庄市北部の広大な原野を開墾し、当時の最先端の農業技術で農耕を行う国家事業、「昭和開拓」が行われた。

太平洋戦争中には神町海軍飛行場の補助飛行場として新庄市西郊に升形飛行場(600m×30m)、竹形飛行場(800m×60m)と2つの大日本帝国海軍飛行場が存在した。市内の木材加工場では、弾薬箱の製造が行われた。アメリカ軍の空襲が1回あり、6名の犠牲者を出している。

戦後は昭和30年代に周辺の町村を合併し、昭和40年代初頭には人口49,000人に達した。しかし、戦後の産業構造の激変により馬産、養蚕・製糸、木材加工といった産業が軒並み崩壊し農業生産も厳しい状況が続いている。鉄道も施設の合理化や自動化が進み人員削減が進んだ。そうした中で、新庄市の人口は漸減を続けているのが現状である。その一方、工場の誘致も行われており、市内には山形航空電子(日本航空電子工業の子会社)などが進出している。

⇓ 山形名産サクランボを餌として養鶏している鶏肉が柔らかくジューシーで、新庄の隠れたうまいもののひとつです!! ⇓

終わりに

今、さばね山の緑と苔玉つくりにはまっております。前回は紅葉の秋シーズン、今回は春シーズンと、次回は夏シーズンに訪れる予定です。特にさばね山の草木散策や蕎麦との出会いは最高です。すっかり、ここの蕎麦&胡麻豆腐のファンになってしまいました。次回はまた参加します。皆さんもぜひとも一緒に参加しませんか。 

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