悠々田舎人   手触りのある田舎暮らし(弥生)
  • ホーム
  • 里山の四季(春)▼
  • 活動日誌3月▼
  • 2023悠々ファーム▼
  • 悠々ガーデン▼
  • 蕎麦プロジェクト
  • 仲間発信
  • 小さな旅3(野草園)
  • 小さな旅2(湯田川温泉)
  • 小さな旅1(信夫山)
  • 記憶に残る風景▼
  • 蔵王連峰
  • 喝!天空海闊▼
  • お気に入り蕎麦屋▼
  • 活動ツール▼
  • お問合わせ

  ■ 2015  小さな旅 7 ■


2015.7.6 美術館てくてくツワーの旅と題して、秋田県立美術館、岩手県立美術館、そして青森のゴッホと言われている棟方志功記念館を訪問しました。まさしく美術館は想像力の山を登り、海を駆け抜けるようである。

1. 7/6ピンク色のハスが咲き誇る秋田県立美術館へ

青々とした水の中にまず一輪そっと咲く。辺りの様子をうかがって仲間を呼ぶのだろうか。秋田千秋公園ではハスの花が咲きはじめ、日ごとにピンク色味を帯びている。秋田県立美術館を訪れた。平野政吉コレクションと題して、藤田嗣治氏の「秋田行事」の大壁画がすぐさま目に飛び込んでくる。そして特別展として「田園にてー秋田の風景・子供・女たちー」と題して木村伊兵衛、千葉禎介、勝平得之等の写真、版画が所狭しと並んでいる。昔ながらの農民の息遣いが聞こえてくるような農村風景が広がり、田園の空気が漂う。千秋公園を散策後、午後からは新幹線に乗り、盛岡へと向かった。

2. 7/6雫石川沿いにある岩手県立美術館を訪ねて

岩手県立美術館ではフランスの画家ゴーギャン展が開催されている。19世紀の画家ゴーギャンをはじめとする画家たちを魅了したフランス、ブルターニャ半島の小島、ポン=タバンの美しい自然風景や風俗が描写されており、なかなか拝見できない貴重な油絵が展示され、その迫力に思わず2時間近くも見入ってしまった。ゴーギャンは故郷のフランスよりも素朴で単純な生活を求めて1891年にタヒチに渡った。タヒチ滞在時代の1897年から1898年に描き上げたこの作品は、高度に独自の様式化された神話の世界を描いた他の作品と同様にゴーギャンの代表作とされており、もっともゴーギャンの精神世界を描き出している作品と言われている。現在この作品が所蔵されているボストン美術館のキュレーターは、この絵画の所有者の記録を更新し続けており、これは来歴がまだ完全なものではないことを意味する。最初の記録として、1898年にゴーギャンはこの絵画をフランス人画家・美術収集家ジョルジュ=ダニエル・ド・モンフレェ(en)に送っているのが確認されている。その後何人かのパリやヨーロッパの画商、収集家の手に渡り、1936年にニューヨークのマリー・ハリマン・ギャラリーが入手した。ボストン美術館がこの絵画をマリー・ハリマン・ギャラリーから購入したのは1936年4月16日のことである。この作品はシカゴ美術館で開催された「セザンヌからピカソまで」という展覧会で、2007年2月17日から5月12日まで展示され、それ以来もと通りボストン美術館に展示されている。

われわれはどこから来たのか われわれは何者か われわれはどこへ行くのか

そのほか常設展として岩手出身の松本俊介・舟越保武氏の生命力に溢れ、鮮やかな色面と大胆な構図が表情豊かに描かれている。美術館はなぜか建物のデザインも素敵で、人を異次元の別世界の空間に誘い込んでくれるような気がする。まさに今日一日の美術館巡りの旅は、人間のもつ創造・想像力を内面から湧き出させてくれるような魔物のような不気味な魅力を漂させてくれるひとときを与えてくれた。

3. 7/4青森のゴッホ”棟方志功記念館”を訪ねて

青森市内の循環バスねぶたん号(\200)に乗り、棟方志功記念館で仏の国インドでの仏教との出会いの旅を思い出す。パートナーは津軽こぎん刺しに夢中で、こぎん研究会の手習いを通して、二人とも益々青森が好きになってきた。棟方志功は明治36年9月5日、青森市で代々鍛冶職を営んできた父棟方幸吉・母さだの三男として生まれました。同43年4月に長嶋尋常小学校に入学し、3年生の頃から凧絵に興味を持ち、級友にかいてあげていました。6年生の頃、田んぼに不時着した飛行機を見にみんなと走っていたところ、小川の所で転び、そばに白い花(おもだかという水草)を見つけて、その美しさにひどく感激してしまいました。小学校を卒業する頃から兄と一緒に実家の手伝いをしていましたが、17才の時に裁判所の弁護士控所に給仕として雇われ、仕事のない日や、早朝に合浦公園へ出かけて写生をし、絵の勉強をしました。小野忠明先生から、ゴッホのヒマワリの複製をいただき、深い感銘をうけたのもその頃です。又、絵の仲間達と会を作り、展覧会を開き、後に東奥日報社の編集長になった竹内俊吉氏(元青森知事)から高い評価を受けたこともあって、絵かきになる決意を一層堅くしました。棟方の郷土を愛する心は人一倍強く、凧絵やねぶたは勿論のこと、風物に対しても大変心をよせていました。また青森市の合浦公園には、少年達を励ますために「清く高く美事に希望の大世界を進み抜く」という言葉を刻んだ記念の石碑が建てられています。青森市では、昭和44年2月17日、青森市名誉市民第1号の称号を贈りました。同45年11月には青森県人としてはじめて文化勲章を受章しました。昭和50年9月13日東京都において72年の生がいを閉じました。お墓は、青森市三内霊園にゴッホの墓と同じ形につくられ、静眠碑(「ひ」という漢字を棟方は、石へんから玉へんに変えて命名しています)と名づけられています。

↑ページのTopへ戻る
  • ●2022
  • 小さな旅19(大川・吉浜小被災地)
  • 小さな旅18(鶴岡秋保温泉)
  • 小さな旅17(松島福浦島)
  • 小さな旅16(会津・長野)
  • 小さな旅15(東京・八戸)
  • 小さな旅14(二口林道)
  • 小さな旅13(帝釈山・尾瀬沼)
  • 小さな旅12(青森・三内丸山遺跡)
  • 小さな旅11(小樽ローカル線)
  • 小さな旅10(旭岳・美瑛)
  • 小さな旅9(札幌)
  • 小さな旅8(函館)
  • 小さな旅7(大年寺山)
  • 小さな旅6(恵比寿松本)
  • 小さな旅5(日光山内)
  • 小さな旅4(秋田内陸鉄道)
  • 小さな旅3(熊野岳)
  • 小さな旅2(鎌倉山ゴリラ山)
  • 小さな旅1(太白山蕃山縦走)
  • ●2021
  • 小さな旅13(佐原弘前)
  • 小さな旅12(鹿狼山新地)
  • 小さな旅11(面白山)
  • 小さな旅10(登米鳴子金山)
  • 小さな旅9(みちのくトレイル)
  • 小さな旅8(チャリオ君仙台巡り)
  • 小さな旅7(南蔵王縦走の旅)
  • 小さな旅6(みちのく公園散策)
  • 小さな旅5(泉ヶ岳登山)
  • 小さな旅4(多賀城史跡)
  • 小さな旅3(近場の桜巡り)
  • 小さな2(鳴子温泉黒湯)
  • 小さな旅1(安全祈願ウオーキング)
  • ●2020
  • 小さな旅14(前川本城)
  • 小さな旅13(深山トレッキング)
  • 小さな旅12(鶴岡)
  • 小さな旅11(面白山トレッキング)
  • 小さな旅10(蔦沼&奥入瀬)
  • 小さな旅9 (JR東乗り鉄完結)
  • 小さな旅8 (西吾妻山)
  • 小さな旅7 (浄土平トレッキング)
  • 小さな旅6 (不忘山登山)
  • 小さな旅5 (蔵王温泉と山形蕎麦)
  • 小さな旅4 (戸神山登山)
  • 小さな旅3(京都)
  • 小さな旅2(冬の北陸紀行)
  • 小さな旅1(フレンチ弘前)
  • ●2019
  • 小さな旅17(岳温泉と米沢)
  • 小さな旅16(TOKYO)
  • 小さな旅15(南三陸鉄道)
  • 小さな旅14(富岡製糸場)
  • 小さな旅13 (黒鼻山登山)
  • 小さな旅12 (長崎軍艦島)
  • 小さな旅11(鎌先温泉の旅)
  • 小さな旅10 (栗駒山登山)
  • 小さな旅9(JAXAの旅)
  • 小さな旅8(山形花笠祭り)
  • 小さな旅7(竿灯・男鹿半島)
  • 小さな旅6(諏訪大糸線)
  • 小さな旅5(只見線山都)
  • 小さな旅4(徳仙丈)
  • 小さな旅3(春のさばね山)
  • 小さな旅2(山形観桜会)
  • 小さな旅1(東京ブラリ旅)
  • ●2018
  • 小さな旅12(日本海冬景色)
  • 小さな旅11(高田/盛岡城)
  • 小さな旅10(五橋~片平界隈)
  • 小さな旅9(片平キャンパス)
  • 小さな旅8(さばね山)
  • 小さな旅7(秋色と秋そば)
  • 小さな旅6(下北陸中)
  • 小さな旅5(小京都巡り)
  • 小さな旅4(鳥海山)
  • 小さな旅3(ひたち海浜)
  • 小さな旅2(長井白鷹)
  • 小さな旅1 (新庄酒田鶴岡)
  • ●2017
  • 小さな旅6(明治村&鳴子ライブ)
  • 小さな旅5(肘折温泉とJAZZ)
  • 小さな旅4(鯵ヶ沢金木盛子規庵)
  • 小さな旅3(トワイライト瑞風)
  • 小さな旅2(春うらら房総伊豆)
  • 小さな旅1(雪煙舞う日本海)
  • ●2016
  • 小さな旅9(青秋美術館巡り)
  • 小さな旅8(銀河鉄道宙)
  • 小さな旅7(加美町閑口窯)
  • 小さな旅6(紅葉とダリア&秋そば)
  • 小さな旅5(萩とJazz)
  • 小さな旅4(山陰山陽の旅)
  • 小さな旅3(Jazzふらり旅)
  • 小さな旅2(湯煙りの旅)
  • 小さな旅1(雪の北海道)
  • ●2015
  • 小さな旅10(酒田村上)
  • 小さな旅9(盛岡会津下田)
  • 小さな旅8(奥只見苗場)
  • 小さな旅7(盛秋美術館)
  • 小さな旅6(ローカル撮鉄)
  • 小さな旅5(松島)
  • 小さな旅4(上野ハチ公)
  • 小さな旅3(河津銚子)
  • 小さな旅2(Chaina)
  • 小さな旅1(北東北)
  • ●2014
  • 小さな旅4(栗駒山)
  • 小さな旅3(秋田松本鎌倉)
  • 小さな旅2(長野金沢)
  • 小さな旅1(青秋京箱横)
  • ●2013

□訪問カウンタ□

□関連リンク□

 

1.NHKラジオらじる★

 

2.民放ラジオadiko.jp

 

3.全国新聞配達

 

4.川崎町役場HP

 

5.国定みちのく公園

 

6.川崎町の資源をいかす会

 

7.人生の楽園

 

8.宮城まるごと探訪

 

9.情報誌 仙台リング

 

10.川崎町観光サイト 

 

概要 | プライバシーポリシー | サイトマップ
ログイン ログアウト | 編集
  • トップへ戻る
閉じる