■ 2015 小さな旅 10 ■
2015.11.29-30にかけてお笑い5人組で日本海の温泉・海の幸・お酒巡りの旅(酒田、加茂、岩船、瀬波、村上)に出かけました。5人組の凹凸人生を楽しむかのように最初から最後までしゃべりぱなしで、お笑いを通して心身リフレッシュ&歴史探索を楽しむことができました。
まさしく「こころたび」のスタートです⇒⇒⇒
11/29 土門拳と向き合う - 海鮮丼の酒田、クラゲの加茂水族館
8:40川崎出発→11:00酒田海鮮市場→13:00山居倉庫→13:30土門拳記念館→15:00加茂水族館→16:30岩舟漁港センタ→17:00瀬波温泉(ビューホテル)
この先の天気予報は雲と傘マークばかり。今回の旅行の天気を心配しながら、29日朝8時40分に野菜仲間のOさん、Sさんをはじめとして合計5人で我が家をスタートした。空をみあげると冬支度が始まったかと気をもむ。想定した通り、笹谷トンネルを過ぎると小雪がぱらつき始めた。そして月山付近では本格的な雪模様である。ところが今回の目的地のひとつである刺身や海鮮丼で有名な酒田海鮮市場”とびしま”に到着すると、いつのまにか穏やかな日和となってきた。胃袋(私はないが)も目や心の保養になる海鮮丼のそのうまさに満足しながら、口の中でとろけるような新鮮なネタを味わった。舌鼓を打ちながら、青葉若葉のころはどれも皆同じような色合いだが、季節を経た晩秋の酒田山居倉庫前のケヤキの前でたたずむ。色付いた葉は一枚一枚違う色合いを帯びているようである。その後、酒田出身の写真家”土門拳記念館”へと足を運ぶ。飯森山公園の中にあり、自然林と丘を背景とし、前面に池を配し、秀峰・鳥海山を眺望する場所にあり、美しい自然と建物をいかにして協調させるかをテーマとし、土門拳の芸術空間をより高度に熟成させている。そして日本で最初(1983年)の写真美術館でもある。(入場料\430)。自然の風雨を超え成熟の時を味わった後、今度は加茂水族館へ向かった。庄内地域で2014年6月にクラゲ水族館(入場料\1000)として誕生し、今大人気の水族館でもある。他に類がないほど見事なまでに美しい水槽のガラス越しのクラゲを見れば人を虜にするほどの魅力を秘めているようである。難しいクラゲの生態解明しながら、まさに光とロマンの美の世界に陶酔した次第である。まさに「東洋の風韻」であるかのようである。海岸線を走りながら、今宵の宿の新潟村上にある瀬波温泉へと向かいながら、晩秋の草木に人生を投影しつつ、日本海の荒波の波しぶきがまぶしかった。
↓ 土門拳 記念館 ↓
↓ 瀬波温泉 ビューホテル ↓
↓ 加茂水族館 クラゲの種類 ↓
11/30 瀬波温泉と鮭・鮭・人情の城下町村上へ
9:00ホテル→9:10岩舟漁港センタ→10:30村上市内めぐり13:000→14:00小国道の駅→15:00飯豊道の駅→16:30川崎
鮭・酒・人情のむらかみ。日本海の情緒あふれる風情と自然景観に恵まれ、温かい温泉、海に沈む夕陽、酒の特産品で溢れる瀬波温泉に浸りながら、5人でおいしいお酒(〆張鶴)をいただく。日本海の海の幸に舌鼓をうちながら話・酒も弾む。温泉もゆったりして心まで温かくしてくれる。人生楽し。。。。。翌朝、近くの岩舟鮮魚センターへ買い出しへと繰り出す。宿(瀬波ビューホテル)のすごそばにありAM9から早速買い出しを開始する。もう朝早くから観光バス4台近くも押し寄せ、まるで中国人の爆買いツワーをみているようである。地元で水揚げされたイキのいい地魚をはじめ、旬の鮮魚を豊富に仕入れ、お手頃価格で販売している。こだわりの手創り干しもの、大人気の酒の味噌漬け、村上名産の塩引鮭などを大量に販売している。まさにお正月を前にした海産物の買い出しツワーであり、5人ともゲットし大満足であった。その後、城下町村上町屋巡りへと出かけた。城跡、武家町、町人町、寺町が残る古い城下町で、中でも町人町には今も伝統的な家屋が住宅や商店として点在している。いにしえの薫りを残す「町屋」を眺めながら江戸・明治期にタイムスリップしたかのようである。北限の茶処と呼ばれた茶屋で抹茶ソフトクリームを食べながら一休み。そして地酒「大洋酒造」で蔵所にしかない原酒をじっくり味わう。通り土間にたくさんの鮭を吊るした「きっかわ」(12/1:NHKTV12:20昼ブラで生中継)を中心とした中央商店街に村上的な風景が見られた。通り土間、炉端裏の茶の間、高い天井、箱階段、太い梁や柱。まさしく伝統的な歴史を刻む家と人情に出会った旅であった。
↓ 村上 町屋めぐり ↓