■ 2023 小さな旅 13 ■
11/8-9💛友人の大友ご夫妻と共に紅葉狩りに岩手(金ヶ崎・湯田の湯川温泉)秋田(横手・湯沢)への1泊2日の旅に出かけました。お天気に恵まれ晩秋の自然を肌で感じられ気の合った友との旅はいいですね!
11/8「岩手・金ヶ崎〜大松沢家(武家屋敷)のモダンカフェ」~錦秋湖~湯川温泉 四季彩の宿「ふる里」
11/8 侍屋敷「大松沢家」で昼食/武家屋敷 散策
岩手県で見つけた息を飲むほどの美しさ!部屋全体が緑に包まれる絶景カフェ。おちゃめな店主がこだわって作った、新緑の写し鏡とは?庭園と調和した空間で、岩手県の郷土菓子ゆべしをいただく幸せ。武家町ならではの地割が残る街並みで見つけた、風情豊かな至福のひと時を過ごすことができました。
11/8 湯川温泉 四季彩の宿「ふる里」宿泊!
正岡子規も句に詠んだ、深い自然に囲まれた岩手県西和賀町。そんな山里に佇む閑静な一軒宿です。
北東北の食材を使用した創作料理と、紅葉の風情を楽しむことができました。温泉は、内湯、露天、貸切風呂から客室露天風呂に至るまで、すべて源泉100%かけ流しです。まさしくいい湯でした!
11/9 湯川温泉~秋田ふるさと村(横手)~増田町~湯沢~鳴子温泉
11/9 増田町の内蔵を訪ねる!
日本有数の豪雪地帯である秋田県横手市。その南東部に位置する増田は、成瀬川と皆瀬川が合流する地点に立地し、江戸時代以前より人と物資の往来でにぎわった地域です。両沢目で生産された養蚕や葉タバコのほか、様々な物資の流通に伴って増田は県内有数の商業地となっていきました。現在、商店街となっている「中七日町通り」は、明治の中頃まで「ホタル町」と呼ばれ、内蔵や裏庭など、家の奥にある施設に比べると質素な表構えの町並みであったといわれています。しかし、商業発展のゆえに、明治の中頃からは細部まで特徴的な正面意匠をもった大型の町屋が立ち並ぶようになり、秋田県内の商業地の中でも大型で特徴的な景観を見せるようになりました。
⇩佐藤又六さん宅の内蔵を見学しました⇩
内蔵は、内部に床の間を配した座敷間を有する「座敷蔵」が最も多く、内蔵全体のおよそ65%を占めています。この内蔵が建てられた始まりは、物品を収納するための「文庫蔵」がほとんどだったと推定されますが、増田地区では明治に入ってから、座敷蔵の数が格段に増加し、文庫蔵を座敷蔵に改装した例も多くあります。こうした座敷蔵は、1階の入口を入ると手前に板の間、奥に座敷間を配する2室構成となり、2階は板の間の1部屋構成で、什器類を収納する文庫蔵としての機能を持っています。なお、呼称については居住している方々は、単に「クラ」或いは「ウチグラ」と呼んでおり、確定した名称はありません。ただし、寺社や醸造所等については、代々座敷蔵であっても「文庫蔵」として呼び伝えている例が見られます。
他の土蔵との違いは、そこに生活空間を持つという点であり、用途は多様ですが、多くはその家の当主あるいは特定の家族の居室として利用され、冠婚葬祭に利用された例も見られます。こうしたこともあり、内蔵は日常的に不特定多数の人間が立ち入る空間ではなく、家族以外の立ち入りは制限されていました。このため、外から見えない内蔵は、長い間、家長及びその子弟限定の施設として、所在について隣家に知られない場合もあったという、極めて特殊な施設として現在に伝えられてきたのです。しかし逆に、このことが家族にとって特別な空間として、多くの内蔵が今日まで伝えられてくる要因となったのかもしれません。