■ 2019 小さな旅 15 ■
12/7 三陸鉄道南リアス線とJazzベイシー物語
JR釜石線線(花巻~釜石)(9:22~10:50)
岩手県中部の拠点都市である花巻市と沿岸地域の拠点都市である釜石市を結ぶ路線である。2011年(平成23年)3月11日に発生した東日本大震災で一部が被災し運休したものの、翌月には全線での運行を再開した。
沿線には釜石製鐵所や、そこに供給する鉄鉱石を生産していた釜石鉱山があり、かつては貨物列車も運行されていたが、現在は旅客輸送のみのローカル線となっている。
『銀河鉄道の夜』などの文学作品で知られる宮沢賢治は、沿線の花巻市出身であり、それにちなんだ路線愛称の付与や観光列車の運行を行っている。『銀河鉄道の夜』に登場する沿線風景のモデルは、当線の前身にあたる岩手軽便鉄道といわれ、路線愛称の「銀河ドリームライン釜石線」はそのことにちなむ。同じく宮沢賢治の『シグナルとシグナレス』は、東北本線と釜石線の信号機を擬人化し、男女に見立てた恋物語である。また、宮沢賢治が作品中にエスペラント語の単語をよく登場させていたことから、各駅にエスペラントによる愛称が付けられている。
三陸鉄道南リアス線(釜石~盛)(11:33~12:28)
元々は国鉄の盛線として開業した路線であるが、特定地方交通線に指定された事で建設が中断された吉浜~釜石間と合わせて三陸鉄道が引き受ける事となり、1984年4月1日に既開業区間と新規開業区間を合わせて盛~釜石間が南リアス線として開業した。
基本的には南リアス線完結の運用がメインであるが、釜石駅で接続するJR山田線を経由する形で北リアス線久慈駅と連絡する列車などが設定されている。
全線が単線非電化であり、36形やJR車両などの気動車が運用に就いている。
現在は2011年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震の影響で全線で運転を見合わせていたが、2013年4月3日時点で盛~吉浜間(21.6km)で運転を再開。2014年4月5日に吉浜駅~釜石駅間(15.0km)が復旧し、全線で運転再開を果たした。
なお、鉄道むすめの釜石まなの苗字は南リアス線釜石駅から取られている。
2019年3月23日、JR山田線の釜石駅~宮古駅間が三陸鉄道に移管されたことによって路線名を統一し南リアス線はリアス線に変更された。
JR大船渡線ドラゴンレール(気仙沼~一関)(14:21~15:40)
ドラゴンレール」の愛称は公募による。1992年、JR東日本は地域に密着したサービスを実施するため、気仙沼駅に大船渡線営業所を設立した。担当する路線は大船渡線全線と気仙沼線本吉~気仙沼間。この大船渡線営業所の設立を記念し、大船渡線の愛称が募集され、小学生などから「ドラゴンレール」という票が集まった。大船渡線の曲がりくねった姿が竜に例えられたことも理由のひとつだけど、当時は「週刊少年ジャンプ」で連載された鳥山明氏の漫画『ドラゴンボール』と、そのアニメ版『ドラゴンボールZ』が大人気。そこに沿線の竜の伝説も加わり、「ドラゴンレール」と決まったようだ。
Jazz喫茶 BASIE(一関)(2Hゆっくり滞在しました)
蔵屋敷のような重厚な建物で、入り口のドアは二重になっている。一つ目のドアを開くとハードバップの響きが聴こえてきました。そして、二つ目のドアを開けると、“シャカシャカの音空間”が広がっていました。外に音を逃がさないようで、暗室の密室の空間が広がっている。一番後ろの席に陣をとり、貸し切りの部屋に入った感覚で、一気に音のとりこになってしまう。店内には、旅行者が2組、常連っぽい男性客が3人座っていました。仙台で顔見知りの男性(仙台Jazz喫茶カウント)と出会い、すっかり話し込んでしまう。全員が前方のスピーカーに向かって座っていました。菅原さんは、レコードをかけることを「演奏する」と表現しています。レコードは演奏するものなのです。営業時間中、菅原さんは、カウンター近くのテーブルで文庫本を読みながら、時折、プレーヤーのある個室に消えていきます。ちなみに、コーヒーは小さなお菓子が付いて一杯1200円。これは入場料と考えた方がいいです。私はウイスキー水割りを飲んで知り合い男性と思わず乾杯!!!???。このお店は、スタンダードジャズの名盤を一通り聴きこんでこそ、楽しめる店で、自分の音の世界に浸るのもいいもんですね。ぜひここの響きを体験して欲しいです。遠距離で新幹線で来ても一度は、体験してほしい価値あるジャズ喫茶です。