■ 2019 小さな旅 17 ■
12/15-16 こころ旅・忘年会旅行(大友ご夫妻と共に)
「こころ旅:福島・山形の山城と食と美を求めて」
●12/15(日)
仙台長町8:00 =⇒10:30 福島県立美術館11:30
=⇒12:30 霞が城公園、智恵子の生家
=⇒14:00 二本松「蔵カフェ千の花」15:00
=⇒15:30 岳温泉 空の庭リゾート(宿泊)
●12/16(月)
岳温泉9:00 =⇒ 9:30 あだたら高原スキー場
⇒⇒11:00 米沢 山堂Fabric Cafe(赤芝1754)12:00
=⇒13:00 ひらま米沢ラーメン(浅川)13:50
=⇒15:00 上山城・武家屋敷15:30
=⇒ 山形・川崎・長町17:00
●走行距離 320km
福島県立美術館
昭和59年7月に開館した福島県立美術館は信夫山の 麓にある6万㎡を越える広大な敷地に「県立図書館」と 併設されています。館内には絵画、版画、彫刻、工芸など3,000点以上の 美術作品を収蔵しています。
アンドリュー・ワイエスら20世紀アメリカの具象絵画、会津坂下町出身の版画家・斎藤清のコレクションなどの 常設展があります。
今回の企画展は森田恒友(1881-1933)で、優しい田園風景画で知られる画家です。不同舎と東京美術学校に学び、はじめは青木繁に影響を受けた浪漫主義的な洋画を描きました。美術誌『方寸』を創刊、俳句誌『ホトトギス』の挿絵、漫画を描くなど、文芸の世界でも活躍しました。 1914(大正3)年にヨーロッパに渡ると、セザンヌに深く傾倒し、その影響を色濃く受けた作品を制作しますが、翌年に帰国して日本各地を旅するうちに、身近な自然をとらえた清澄な日本画を手がけるようになりました。とりわけ大正初期には福島県山都の田代家に滞在し、会津若松や喜多方、阿賀川の風景を多く描いた、福島県ゆかりの作家でもあります。本展は洋画、日本画の主要作品および雑誌、書簡などの資料を展示し、恒友の多彩で詩情豊かな芸術世界を鑑賞できました。
二本松 霞が城公園・智恵子の生家
二本松市街地の北に位置し、345mの「白旗が峰」に築かれた城郭からなる梯郭式の平山城で、別名「白旗城・霞ヶ城」。江戸時代は二本松藩主丹羽氏の居城となる。戊辰戦争では奥州列藩同盟として新政府軍に攻められ落城、焼失。二階櫓・箕輪門・多門櫓はその後1982年に復元され、また1993年から本丸の修復、復元が行われ、天守台や本丸石垣も整備され、現在は「霞ヶ城公園」となっている。
智恵子の生家
智恵子が愛してやまなかった「ふるさと安達」 その純朴さを残す町並みの中に智恵子を育んだ「生家」が当時の面影をそのままに甦りました。
17歳まで、この家で過ごしました。明治の初期に建てられた生家には、造り酒屋として新酒の醸成を伝える杉玉が下がります。 屋号は「米屋」、酒銘「花霞」。二階にある智恵子の部屋からは今にも智恵子が降りて来そうな気配が漂います。日本を代表する詩人・彫刻家である高村光太郎の妻 智恵子。洋画家、紙絵作家として有名です。
二本松 「蔵カフェ 千の花」
千の花は、江戸末期から続く味噌醤油の醸造店が営む蔵カフェです。醸造の技術をいかした発酵食品を使ったメニューを多数ご用意しております。ランチには、二本松の伝統料理「ざくざく」がおすすめです。ランチのおにぎりセット1,500円を頂きましたが、おにぎりについてるゆず味噌の香りが良く、一緒に付いてきたザクザクもとても美味しい。ホタテで出汁を取り郷土料理と健康に良さそうなメニューが並びます。ランチは小鉢にいろんな種類の惣菜があり、お腹いっぱいになる満足のいくメニューでした。
岳温泉 「空の庭リゾート」
岳の四季折々な自然に包まれてひっそりとたたずむ、隠れ家感漂うホテルです。内湯・露天風呂が一つずつですが、源泉掛け流しで、岳温泉の泉質の良さを味わえます。 pH2.5の単純酸性温泉で、微白濁しており、泉源は56.7℃ですが、42℃前後の心地よい温度になっています。 露天風呂はそれほど広くないですが、屋根は掛かっておらず、開放感あふれる造りになっといます。 元は簡保か国民年金(受付嬢の話)なのか分かりませんが、公的機関の所有だったものが、民間へ売却になった施設であり、外観は立派ですが、内装は相応の年季を感じます。ただ手入れが良く清潔に保たれています。 晴れた日には満天の星を望みながらの入浴をお楽しみ、健康に特化した高原リゾートで非日常感を堪能できました。
あだたら高原スキー場に誘われて!
安達太良山(あだたらやま)は福島県中部にある活火山である。日本百名山、新日本百名山、花の百名山およびうつくしま百名山に選定されている。山頂には二等三角点「大関平」1699.6m が設置されている。別名は、岳山(だけやま)、安達太郎山。山頂はその山容から、乳首山やおっぱい山などと呼ばれる。同じホテルに宿泊した方から、お誘いを受けて、風光明媚な「あだたら高原スキー場」(安達太良山登山口)へ行ってみました。雪が少しでしたが快晴で気持ちよいひとときを過ごせました。
米沢 鷹山堂Fabric Cafe
鷹山堂は、江戸時代から続く伝統産業の織元が直営する、米沢織のアイテムと本格焙煎コーヒーのコンセプトショップです。
今の米沢を感じさせる”ここにしか”ないもの、
”ここでしか”体験できないことに出会う空間を提供しております。
商品は、店舗からクルマで数分の本社の織物工場で織った生地を用い、オリジナルのアイテムを取り揃えています。
店舗は築100年の古民家をリノベーションし、
インテリアには昭和30年に作られた織物工場で使われていた木材や道具を使用しております。敷地にある蔵の中では、自ら焙煎を手がけるため、昭和に作られたフジローヤルロースターR110を導入しております。周りの風景とのギャップを感じながら、こんな山里の中でオシャレな至福の時を過ごすことができました。
米沢 ひらまラーメン
米沢中華・通称米沢ラーメンを代表するお店の一つです。米沢麺最高峰と言われるのが、ひらま製麺所です。自身でも中華そば屋を経営しており、いつも行列の人気店です。カウンター席から、麺を作っているところを見れます。澄んだスープを何時間もかけて仕込んだり、10杯ごとに、茹で湯をこまめに交換したり・・まさに職人の技です。すっきりとした口当たりのスープ。醤油ダレや旨みやらがスープにど真ん中ストレートがビューンと伸びるように抜けていきます。そして塩気もほどよくきいている。後にはかすかにコクのような風味を味わえました。麺は細めのちぢれ。茹で上がりは普通くらいでしょうか。ツルツルのでコシがあり、さらにテロンとした独自の食感です。手モミによる独特のちぢれの舌触りを楽しめました。持ち帰り麺は140円(汁付き)/1食とお手軽な値段です。
上山城・武家屋敷
上山城は江戸時代には藤井松平氏の居城として知られています。戦国時代には最上氏の最南端の城塞であり、米沢の伊達氏や上杉氏との攻防の舞台となりました。城主を務める氏族がめまぐるしく変わった城ですが、土岐氏が城主だった頃には近世城郭として整備され「羽州の名城」と謳われました。奥羽三名城のひとつに数えられます。現在は月岡公園として整備されており、一部は月岡神社境内になっています。二の丸跡には立派な望楼型の模擬天守が建てられており、郷土歴史資料館として利用されています。とにかく快晴の中、蔵王連峰をバックに白いお城がくっきり浮かび上がり、シャッターチャンスなひとときでした。
★総括
「こころ旅:福島・山形の山城と食と美を求めて」と題して、忘年会も兼ねてOHご夫妻と共にお笑い珍道中を繰り広げました。お天気にも恵まれ、今回もまた、小さな旅を楽しむことができました。空いた時間にひょいと出かけるのもいいもんですね。人生の四季を楽しみましょう!!!