■ 2019 小さな旅 9 ■
8/11 JAXA角田宇宙センター・田んぼアートを訪ねて!
今回は孫と一緒に角田市にあるJAXA宇宙センターと田んぼアート(フィギア羽生結弦選手)を訪ねてみました。
JAXA角田宇宙センター
人工衛星を大気圏外まで運ぶロケット。このロケットの心臓部となるエンジンの研究・開発を行っているのが角田宇宙センターです。角田宇宙推進技術研究所(旧航空宇宙技術研究所)と角田ロケット開発センター(旧宇宙開発事業団)が統合して一つになり、より密接に協力しながらロケットエンジンの信頼性向上に重要な役割を果たしていきます。当センターでは、H-IIAロケット等に搭載する液体ロケットエンジンの研究開発および試験を行っているほか、人工衛星用の液体アポジエンジンや小型球形固体ロケットモータの研究開発も行ってきました。さらに、ロケットエンジンのターボポンプ、燃焼器、ノズルに関係した基礎から応用までの様々な研究を行って、日本のロケットエンジン技術の向上に貢献してきました。現在では、将来の高性能エンジンとして、地上から宇宙まで使用が可能な複合エンジンに関する研究開発も行っています。また大気圏再突入を模擬した実験、研究も進めています。
宮城県角田市には、JAXA(宇宙航空研究開発機構)の「角田宇宙センター」があることから、宇宙をテーマとした観光施設が市中心部の「台山公園」に整備されています。 何と言っても一番見応えがあるのは「H-IIロケットの実物大模型」でしょう。初の純国産ロケットであるH-IIロケットは、全高49m、直径4mと巨大で、模型とはいえ迫力満点!「ロケットを見た」という充実感も味わえます。そして、ロケットの横にまるで発射台の様に建っているのが「スペースタワー」です。高さが44.9mあり、エレベーターで上部の展望台へ登ることができます。
田んぼアート(羽生結弦選手)
12回目の今年は「未来への希望」がテーマです。メインの図柄として中心に大きく描かれるのは、宮城県の大スターであるフィギュアスケートの羽生結弦選手の姿です。周囲を取り囲むのは、JAXA角田宇宙センターがあることから台山公園に設置されている日本一大きな実物大模型のロケット、県内最古・創建1200年の木造建築「高蔵寺・阿弥陀堂」に安置されている国指定重要文化財の阿弥陀如来坐像、そして地元の幼稚園児が描いた絵と、輝かしい地元代表のモチーフが盛りだくさんに共演します。
羽生選手をデザインへ起用したことはSNSによる口コミ等で全国のファンに広まっているようです。6月初めに行われた田植えイベントは、地元の農家や住民の方々に加え、県内外さらには海外から駆け付けた羽生選手のファンを含む約200人が参加しました。秋の稲刈りイベントも開催予定です。現在すでに多くの鑑賞客が訪れていますが、アートの見頃は6月末から8月末頃までです。ツリーハウスのような形で小高い場所に設置された高さ約15メートルの展望台からの気持ちの良い眺めをぜひとも味わってください。
★総括
川崎町から近くの角田市には「はやぶさ2」でおなじみの宇宙センターがあり、無料で施設が公開されております。身近な宇宙空間を味わうには絶好の場所であり、孫と一緒に宇宙を体験してきました。そして、町おこしとして田んぼアートが開催されており見学方々、7種類の稲の穂でデザインされたフュイギアの羽生結弦選手のアートが見事でした。大人も一緒に楽しめた小さな旅でした。