
■2013活動日誌7月■
庭先にあるハーブの冷たいお茶とチョコの組合せもなかなかいい味を醸し出しています!


★2013.7.31(水)曇り 24℃
TV・新聞のニュースは山口・島根を襲った豪雨被害の模様を伝えている。24時間で、7月の平均降水量を上回る雨が降った。元気でいるか。友だちできたかお金はあるか。さだまさしさんの名曲の一つ、「案山子(かかし)」は都会に出た弟、妹を案じる兄の思いを歌う。城跡から見下ろす細い河、造り酒屋のレンガ煙突、煙を吐いて走る列車。歌詞に古里の風景が丁寧に描かれる。そして、雪の中にぽつりと置かれたままの案山子。お前はあの案山子のように、寂しい思いをしていないか。兄の言葉は限りなく優しい。この歌のモデルになったとされるのは、島根県津和野町で5年前に訪れたSLが走る山あいの城下町でもある。「直ちに命を守る行動を」。気象庁の呼び掛けに緊迫感がにじむ。局地的な豪雨への警戒は続く。いつ、どこで積乱雲が、急激に発達するか分からない。そしてゲリラ豪雨もいつ発生するのか。夕方、早めに帰宅して田んぼを見守りながら、近くの危険箇所はどこか、避難先とルートは。持ち出し品の点検を含め、いま一度、心を配りたいと思う。被災地ではこの夏、猛暑の中で、汚泥を取り除き、家の中を片付ける作業が待っている。置かれたままの案山子のように、被災地をぽつんと孤立させてはいけない。早急に援助の手を差しのべてやりたい。


★2013.7.30(火) 曇り 24℃
「チリンチリン」。見上げると軒先で風鈴が揺れていた。暑い夏に一服の涼をもたらす風はありがたいが、風が運んで来るのはそれだけではない。天候や季節の変わり目、あるいは人の消息、時代の転換の予兆だったりもする。風も、ときには荒れ狂い、農作物の出来具合を左右し、「風神」として恐れ、あがめられてきた。自然と人々の暮らしに介在する風の役割の大きさは、風の文字が入った熟語の多さが物語っている。例えば、風土や風光、風景。そうした地域で受け継がれてきた風俗や風習などのならわしも、風の産物といえる。風雅や風流といった、趣を表すときにも使われる。今日、社用で電気自動車で街中を走ると余りにも静かで、思わず窓を開けてしまう。でもいつも室内のエアコンの快適さよりも自然の風を浴びて車を運転するのもいいものだ。電気自動車(200V)の静粛と無言の走行はエコではあるが、慣れないと、どうも運転している気になれない。風には「明日(あした)は明日の風が吹く」という諺もある。今日のことがうまくいかなかった時、いつまでもくよくよしていても仕方がない。明日になれば何とかなる。と今日も、運転しながらそう自らを鼓舞しているが。。

★2013.7.29(月)曇り&小雨 24℃
「まだ夏がはじまってませんね」とあいさつの定番になってきている。このままでは梅雨も明けないまま立秋(8/7)を迎えるのだろうか。夕方、仕事を早めに切り上げ、久しぶりに愛車の自転車「悠々号」に乗った。本来だと青空の中でペダルをこぎながら、道路脇の夏草の匂いにセミの鳴き声。汗ばんでも、顔に当たる風が心地よい。用水路の水音、虫の声。いろんな夏の表情が楽しめるのだが。。。オランダでは車より自転車。社会インフラも自転車用に整備され実に心地よい感触を覚えている。運河に吹くさわやかな風、石畳の道路も自転車になぜかマッチする。今度は悠々号にのってMy Cycle
Lifeを楽しみたいと思っている。自転車の良さは車よりスピードが遅いことだ。その分自然が身近になる。運に乗ってばかりでは、四季の移ろいを感じる機会も少なくなろう。普段見過ごしていた風景にも気付く。散歩も含めて、それがゆっくりと移動することの効用といえる。こうした「ゆっくり」を大切にする生活がスローライフ。スピードと効率、大量生産と大量消費の現代社会への反省から生まれた。もう一度原点に返って生活も含めて、スローライフを見直したいものである。でも日本社会はスローでは過ごしにくい国になっているなあ・・・・・・・


★2013.7.28(日)曇り&午後大雨 25℃
昨日からの雨も止み、午前中には夏の日差しが戻ってきたのだろうか。何となく、雲の切れ間からお日様が覗くとうれしくなる。田畑の作業が待ち受けている。田畑の草刈り、残っているじゃがいも掘り(きたあかり)等やることがいっぱいある。雨水をためたタンク(200L)もあふれている。この雨で草木もだいぶ伸びており、庭木も背丈が高くなってきている。さあ作業開始。草刈りしながら、昭和62年(1987)停電の事例を思い出した。ちょうど東京勤務時代である。7月の午後1時すぎ、首都圏を中心に大規模な停電が起きた。東京の最高気温は35.9度で、エアコン使用がうなぎ上りとなる。電圧が低下し、変電所からの送電が相次いで止まったためだ。都市機能が一時まひする。最長3時間21分、6都県約280万戸に影響が及んだ。天災や事故時を除き、わが国で最大級の停電とされた。震災直後にも計画停電が実施されたのは記憶に新しい。計10日間で延べ7千万世帯が対象となった。政府は、使用制限令をこの年の7月、東日本に発動して大口の需要を抑えた。しかし、危機を乗り切った一番の力は国民挙げての節電への取り組みだった。国が言う前に我々には「節電意識」が染みついてきている。「喉元過ぎても熱さを忘れず」を肝に銘じ、この自然エネルギーで原発なしでもこの夏を過ごせるようにしていきたいものである。


★2013.7.27(土) 雨 21℃
天気予報では一日雨模様。朝のうちは曇りがちのため、これ幸いと思い畑へ出かけ草取り・収穫作業を行ったが、10時過ぎより本格的に雨が降り出し今日はこれでやめることにした。室内では薪ストーブの簡単な煙突掃除・灰掃除・ブラッシイング清掃後、風呂脱衣場の内装を杉板に張り替える工事をM大工さんと一緒にすることとした。作業しながらM大工さんとの話しはもっぱら夏休みの思い出。夏休みという言葉には、聞いただけで浮き浮きするような響きがある。勉強に部活動と忙しいのだろうが、友達とおしゃべりしたり遊んだりすることも、夏休みの大切な過ごし方の一つだ。子どものころ、夏になるとカブトムシ捕りに熱中した。農村部では雑木林まで行かなくても、未明に自宅近くの街灯の下に落ちたのを捕まえることができた。捕まえるのが単純に楽しかった。そもそも、余計なことを考えなくてもいいのが「遊び」というものかもしれない。自然の中を駆け回るなどして創造力を育てる。それも遊びの持つ重要な意味だろう。今の子どもの夏休みはスポ少の子どもなら、一心で練習に打ち込んでいるだろうか。キャンプや海水浴に出掛ける子もいるだろう。さまざまな過ごし方が思い浮かぶ。遊びは子どもの人間性や社会性も育む。自由に遊ぶことができてこその夏休み。その分だけ思い出も彩り豊かになるはずだ。M大工さんと大人の夏休みの打ち合わせをしながら無事、工事は完了。きれいにできました。お疲れ様でした。

★2013.7.25(木) 曇り 30℃ 東京
今日も雨模様の仙台駅より、田舎の横空間から東京の縦空間へ社用で出かけた。T会社で打ち合わせしながら、過去の霞が関官公庁での打ち合わせを思い出す。適度の緊張とスリル感で額に汗が流れる感覚が甦る。お客様の反応を伺いながら、あの手この手で応戦する会話もまた楽しい。帰途の皇居前では雀やセミが縦空間で大合唱している。今年は気温も低くセミの鳴き声はほとんど聞いていなかっただけに東京で聞くとは。。。ビックリでもある。人慣れしている都会のセミ、恥ずかしそうに人が近づくと静かになる田舎のセミ。動植物には、人間の想像も付かない知恵があるらしい。例えば、イルカは仲間の鳴き声を識別し、その鳴き声を記憶して互いを呼び合っているそうだ。カラスは自分に意地悪をした人間のことを覚えているし、牛や馬などは餌や水をくれる人に愛想を振る。犬が飼い主の力関係に応じて、服従するかどうかの態度を決めることもよく知られている。こんな話を聞くたびに、人間には動植物の生態から学べることがいっぱいある。人とのつきあい方、効率よく獲物を捕らえる工夫……。いろいろ思いながらも人も動物もお互いの持ち味を出しながら共存共栄できたならいいな!


★2013.7.24(水)小雨 22℃
今日は人間ドックで病院へ出かけた。普段のままの生活で普段のままで診てもらえばと思いながらも、前日の晩酌は気休めにお休みとした。7/18活動日誌でコメントした疑念が。。やはり、そうだったのか。怒りを覚えるとともに、海が痛ましい。東京電力は、福島第1原発の放射能汚染水が海に流れ出ていることを認めた。5月末には観測用井戸で高濃度汚染水が検出され、原子力規制委も「海洋への拡散が強く疑われる」と警告していた。それでも、東電は「確認できない」の一点張りだった。のらりくらりと疑問、懸念、批判をかわして、参院選の後に公表した。流出の証拠となる水位数値の存在を投票日前には経産省や規制庁に伝えていたという。なぜ即座に発表しないのか。情報の隠蔽がまだ続く。いまも15万人が避難し、世界で最も不安定で危機をはらむ核施設を抱く列島で暮らしているのに。AB首相も原発を売り歩く暇があるなら、選挙大勝に浮かれず、収束していない事故の収束に陣頭指揮であたるべきだと思う。病院内では血液検査、胃カメラ、心電図。。。最後は歯科検診と淡々と診察がすすむ。割り切れない気持ちで帰宅後、近くの沼に出かけ小雨の中で際立つハスの花にやっと癒された。

★2013.7.23(火)曇り 23℃
きょうは1年で最も暑いとされる二十四節気の「大暑」。実際一番暑いのは8月上旬ごろだが、依然と今年の仙台の夏は涼しくて冷夏である。南東北付近の梅雨前線は動かず居座ったままの状態である。午後から社用にて市場調査のためMホームセンタへ向かう。多種多様な品物が所狭しと並べられており、巨大な売り場の目印を頼りに、歩くだけでも大変である。その片隅の文房具用品コーナーに暑中見舞いのはがきを見かけた。今日7月23日は「文月ふみの日」でもある。暑中見舞いのはがきにはアサガオやスイカ、風鈴などの涼しげな絵が描かれているが、今年はこんな心境になれない状況である。本来だと、暑中見舞いのはがきで涼しさを味わいながら、ずっと遠くにいる人のことを気遣いながら、その人と向かい合っているような感覚になる。そして懐かしい癖のある字も和ませてくれる。PCの影響ですっかり文字を書く機会も減ったが、たまには手紙の楽しさ、受け取る喜びを通じ、文字文化を継承するためにもはがきの一枚でも出そうかなあ。「猛暑の候 お変わりなくお過ごしですか」でも今年は何か違和感があり、その雰囲気でもないが、少しでも癒やされるかもしれない。

★2013.7.22(月)曇り&雨 22℃
今日土用の丑の日である。この日にうなぎを食べる習慣は、江戸時代からあったらしい。この起源として伝えられているのは、江戸時代の蘭学者である平賀源内が、知人の売れ行きサッパリのうなぎ屋を盛り立てるために、「本日、土用の丑の日」と書いて店先に張り紙をした所大繁盛をしたそうです。「丑の日(うのひ)」と「ウナギ」の語呂がよかったと言うオチ付きの起源説が有名です。土用の丑の日は暦で言えばちょうど節目に当たるので、変わる季節に入る為に体力を付けて乗り切ろうと滋養強壮が強いうなぎを食べる意味合いも重なっているらしい。仙台は今日も涼しい(寒い)天気で午後からは雨が降り出す。街を歩けば、ウナギの蒲焼の呼び込みの威勢の良い声や今週末の「雀踊り」の看板が目につく。参議院選挙も終わったが、景気回復の足取りの実感はないし、判断が迫られる消費税増税や社会保障制度改革への対応、原発再稼働はどうすべきなのか。先が全く見通せない対中韓外交、TPP交渉は… 数々の難題が待ち受けている。いずれもねじれ国会が解消したから解決できるというような生易しい問題ではない。次世代に負の遺産を残してはならない。ウナギでも食べてスタミナをつけて、この夏の雨や猛暑を乗り切りたいと思う。

★2013.7.21(日)雲 24℃
梅雨あけは8月になりそうとの予報。今日も朝から涼しい日である。涼しいのはよいが、田んぼの稲の生育が気になる。何となく背丈が低いし、水温も冷たいようであり冷害が心配だ。8月には例年だと穂が出始めるが。。。夏のイメージはさまざまあろうが、懐かしさとともにいつも口ずさむのはフォークシンガー吉田拓郎さんが歌った「夏休み」だ。<ひまわり 夕立 せみの声>。少年時代のまばゆい夏の光と空気、音までが一瞬にして目の前によみがえる。今年の夏はこうした光景が見えない。どうしたんだろう!今どきの子どもたちにはどんな夏のイメージが刻まれるのだろうか。子どもの体力と外遊びの時間は昭和の時代から一貫して低下、減少傾向だ。ゲーム機やスマートフォンなど魅力ある機器も増えた。「夕立とせみ」の夏休みは遠くなり、今は今なりの過ごし方もあるのだが何か物足りない。朝から悠々ファームでジャガイモ収穫するOさんの姿が見える。東京出張帰りであるが疲れた表情も見せず、畑作業で汗を流している。恵みの収穫の喜びが、大人のひとときの夏休みかもしれない。朝の食卓はバナナ・コーヒーを除けばすべて自給自足。多くの大人そして子供たちに大地に触れる喜び・恵みを味わってほしいと思う。


★2013.7.20(土)曇り 24℃
夏の雲といえば、やはり入道雲だろう。青空をバックに高々とそびえ、強い日差しを浴びて白く輝く姿はダイナミックそのものだ。「盛夏」という言葉にもマッチする。しかし、盛夏にはほど遠く、涼しい日が続く。日照時間が少なく、稲の生育も遅れがちである。田畑の作業にはちょうどよい温度でもあるが、昨夜から体がだるく体調がイマイチである。でも畑が気になり、梅取り(黄色に熟した梅で梅干し用)、じゃがいも堀り、草刈りモードに入る。今日はじゃがいもの「とうや」を掘ってみたが、間引きが効いたのか、玉が大きい。まだまだ「きたあかり」「メイクイーン」が残っているが、2組のお客さんがあり、今日はこの辺で終了し休憩モードでリラックスすることに決めた。旅行、畑作業、仕事と連日の活動でやや疲れ気味かもしれない。近くの子どもたちの歓声が響く。子供にとってはいよいよ夏休みに入った。入道雲、セミの声、スイカの味…。どんな夏の思い出ができるだろうか。子供に返り、入道雲を楽しみに、いっぱい夏の思い出をつくれればいいなあ。。。

★2013.7.18(木)雨 21℃
朝から雨が降り続く。いつもは濃い青緑の川の水が、まるで泥水だ。岸辺の背の低い木を濁流がのみ込み、緑を揺らす。一昨日からの激しい雨で、広瀬川も表情をがらりと変えている。水と言えば、太陽系の惑星で唯一液体の水があり、海が存在するのは地球だけである。水星や金星の表面温度は200度以上で、水は蒸発してしまう。逆に地球のすぐ外側の火星は低温のため完全に氷結するらしい。地球は凍り付いてしまうほど太陽から遠くなく、かつ暑くなり過ぎるほど近くない。つまり水が存在するには、ちょうどいい条件がそろっているのだ。生命誕生も海があったから。奇跡の星といわれる所以だ。そして、今月は海月間でもある。今日、所用で港町石巻市の海沿いあるN企業を訪れた。海を眺めているといつもの海のようであるが、福島の方の海では、また高濃度の放射性物質による汚染が疑われている。福島第1原発の海側にある観測用井戸から1リットル当たり1万1千ベクレルのセシウム134が検出された。これが地中に漏れ、海に拡散している恐れがあるという。東京電力は海洋汚染拡大を防ぐため、遮水壁の設置工事を進めてはいるが、完成はまだまだ先の話である。汚染源が特定されていないだけに、不安は募る。ここにも原発の影響が海にも忍び寄っている。水の惑星に生まれた幸運を決して忘れてはいけないと改めて思う次第である。

★2013.7.17(水) 曇り 20℃
西日本では熱中症で85人も亡くなっているニュースが流れているが、こちらは梅雨とは言え、肌寒い天気で上着がないと外歩きはできないような今日の気温である。普段なら、この季節、ビアガーデン、花火大会と夏の風物詩がにぎやかな時期でもある。所用で定禅寺通りを車で通りながら、7/13北海道の北湯沢温泉で見た、こじんまりとしたローカルな花火を思い出した。今年初めての花火のせいかもしれないが、特に印象に残っている。夜空を一瞬、彩って消えてゆく、そして、闇に吸われたあとの残像はありありと鮮やかで、まぶたに残って永遠に消えない…。小さいなりに心に染みる花火の華やかな光と音の情景は旅の思い出とともに深く記憶に残る。花火のよさは壮大な暗闇に幻想をかもし出し、そこに浪漫があると思う。この季節らしくないケヤキの緑のトンネルを吹き抜ける涼しい(寒い)風を浴びながら、早く梅雨が明け、夜空に大輪の華や仕掛け花火を見たいものである。冬の定禅寺通りを飾る光のページェントもいいが、夏の夜空を焦がす大瀑布の涼味豊かな光のページェント劇場を見たいものである。しかし、花火の写真はなかなか難しいものがある。その瞬間のシャッターチャンスを捕まえるタイミングが腕の見せ所である。まだまだ。。。


★2013.7.16(火)晴れ 25℃
街中では選挙運動で名前の連呼が続いている。「原発を再稼働したい」「だめなら電気料金を引き上げる」「経済成長は鈍る」「地元の雇用も保障できない」。さあどうすると。政府、電力会社、経済界はそんな勢いである。我々は電力会社を選べない。料金不払いでは電気を止められる。不景気で生活は苦しい。会社を解雇されたら老後はどうなる。ならば再稼働という選択肢しかない、と思う人もいるかもしれない。原発災害は続いている。セシウムの基準値を上回っている地域がじわじわと広がっている。宮城県の阿武隈川の一部の天然アユなども出荷停止や自粛に追い込まれている。それでも、参院選候補の応援に訪れているXX党の幹部は原発問題に一切触れていない。電気事業連合会のPR文書「原子力コンセンサス2013
」は、被災地についてわずかな行数を割いているだけで、広い範囲で現在も続く被害の深刻さを、どう考えているのだろうか。厳しい現実に「触れず」「書かず」のやり方は正々堂々の勝負とは言えないと思う。政治家が、不都合なことを言わずに選挙を進めるなら、有権者は限られた判断材料で投票するしかない。それで国の針路が決まっては困る。その中で再生エネルギーの論議が全然進まない現状はどうなんだろう。今日、仙台メデアテークのR絵画展で、夏の象徴とも言えるひまわりの上で夏空を回る風力発電の絵が、何となくむなしく見えてきた。

★2013.7.15(月)雨&曇り 26℃
朝から雨が屋根をたたく音が聞こえてくる。旅行中は晴天の日々が続き、陽の明かりで目覚めていたが、今日は雨音で目覚める。疲れの癒しにもってこいの雨で今日は休みと予定していたが、9時過ぎには雨は止み、田畑の草の伸びがどうも気になる。堪らず、畑に出て草刈りを始める。雨と暑さで1週間前に刈った草は10cm程度は伸びている。2時間程度でやっと刈り終えると、午後からは休みを利用して悠々ファームに2組の仲間が訪れた。一緒に管理機を動かしながら、ついつい旅行の話で会話も弾む。汗を流しながら、雲の切れ間に蔵王連峰が顔を出したり、隠れたりする。田畑の廻りはシラサギが飛び交う。こうした光景を見ているうちに、昨日までの北海道旅行で歌人・石川啄木が函館、釧路の生活(新聞記者)を思い出した。地元のボランテイア案内の方より、こんなエピソードがあったとの話を聞いた。「大言壮語するくせがあり、まことに付き合いにくい。半面、おしゃれで気軽で、無類の魅力もあった」「啄木と絶交した人たちも一度は彼の不思議な魅力に傾倒していった」。啄木は間もなく恋と文学にのめり込み、奔放な性格が覗かれ、その奔放さが魅力だったのか。釧路にて<さいはての駅に下り立ち 雪あかり
さびしき町にあゆみ入りにき>を詠んだ。雲空の蔵王連峰を眺めながら、旅と文学と奔放さがまじりあう啄木の魅力の一面にちょっと惹かれ、年のせいかもしれないが、何となくわかるような気もする。


★2013.7.14(日)晴れ 26℃ 北湯沢⇒八雲⇒大沼公園⇒函館⇒仙台
緑深い山里に湯気が漂う大露天風呂Aで大の字になり、大きなくつろぎと安らぎを味わいながら、旅行の最終日を迎えた。車は函館15:00発のJRに間に合うよう時計を気にしながら走る。112KMも延々と続く内浦湾(噴火湾)を眺めながら、八雲PA経由Cで大沼国定公園にそびえ立つ渡島富士とも呼ばれる駒ヶ岳へと向かう。大沼国定公園D(大沼・小沼・じゅんさい沼)でジャージ牛乳を飲みほし、北海道では最後のスタミナをつける。沼周辺を散策しながら、夏のさわやかな風(千の風にのって:発祥の地:新井満作曲)にのって、20016年3月開業を目指し工事が進む函館Eへと車を進める。津軽海峡も40分(現:120分)で渡れる時代が来たのである。名残惜しそうに函館駅周辺を散策をしていると駅前の夏の花々が咲き誇り、色鮮やかでまさに夏一色である。JRスーパ白鳥号に乗り荷物を棚に上げて椅子に座りほっとする。津軽海峡を渡りながら、全走行距離1280KMの5日間の北海道の旅を振り返りながら感慨深く函館を後にした。仙台駅19:00到着し家路を急ぎながら明日からの現実への切り替えをどうしようかと考えながらも、まだ余韻が残ったままである。



★2013.7.13(土)晴れ 28℃ 屈斜路湖⇒釧路⇒白糖⇒帯広⇒新得町⇒北湯沢
今日も快晴の朝を迎える。屈斜路湖を渡る涼やかなか風が気持ちよい。<じぇじぇ> ホテルで7年ぶりに東京の知人とばったりと出会った。突然の偶然サプライズであり、お互いにビックリしながら近況を語り合う。今日で旅行4日目。屈斜路湖を後にして一路南下し釧路方面へ向かう。丹頂の釧路湿原A、そして釧路和商市場内Bの活気に驚く。お昼も近いこともあり、昼食に勝手丼を頂く。イカ・ホタテ・サケ・イクラ・ウニ等自分好みで盛り付ける丼はついつい食べ過ぎてしまう。腹ごしらえ後、太平洋を左岸に見ながら、日本のデンマークとも呼ばれる十勝平野Dが延々と広がる。何て広いのだろう!!!。日高連峰の麓に広がる緑の草原の地と空が果てしなく続く。北海道の重心(緯度43℃28′)である新得町Eでは牧場主Aさんとの再会で話が弾む。牛乳・ヨーグルト・チーズ。。。たんまりと頂く。そして近くのトマムにある星野リゾートのツインタワーに見とれてしまう。そして支笏湖Fを脇目に見ながら、今宵の宿「北湯沢温泉」Gに到着する。走行距離450KMのハード行程であったが、サプライズと出会いを通して北海道のおおらかさを味わった一日であった。




★2013.7.12(金)晴れ 25℃ サロマ湖→網走→斜里→知床→摩周湖→屈斜路湖
今日もお天気に恵まれ、さわやかな風を全身に浴びながらサロマ湖Aを後にしてR238(オホーツク街道)を東へと向かう。吉村昭著の「赤い人」は網走刑務所Bの囚人が命をかけて、今走っている国道を開拓した。そして12KMに渡る砂丘地帯にハマナス・エゾスカシユリ・エゾキスゲが群生する小清水原生花園Cをオホーツク海を眺めながら散策する。斜里から宇登呂に向かうまっすぐな直線16.7KMの道路の両側にはジャガイモ、トウモロコシ、小麦畑が続き、絵葉書そして車のCMにでも出てくるようで、ドライブにはたまらない空間でもある。その後、知床へと入り、オシンコシンの滝でマイナスイオンの飛沫をあびながら知床峠Dへと進む。国後島を見ながら同世代でリタイヤ後、北海道一周を敢行中の自転車野郎と出会い、元気を頂く。知床五胡Eでは、残雪が連なる知床連山をバックに高床式の木道を歩くと、風が季節感を運んでくれる。素晴らしい天気とこの風景との出会いに感謝である。最後の締めくくりは摩周湖Fで水面に薄く霧が漂う。群青色に染まる水面を眺めながら、今日の一日を振り返る。走行距離300KMであったが、道東の感動と起伏に飛んだ物語を味わうことができた。そして今宵の宿クッシーのいる「屈斜路湖」Gへと向かう。




★2013.7.11(木)晴れ 26℃ 登別→夕張→富良野→美瑛→サロマ湖
朝からさわやかな朝日が窓際に差し込む。硫黄の煙が立ち昇る登別温泉Aより、一路北上し、アイヌの白老、そして青空に映える白樺の木々に囲まれたR287(花人街道)を通り、メロンで有名な夕張B、山が95%も占める1000人程度の小さな占冠村を通り、富良野Cのファーム富田のラベンダ畑に到着する。残雪の十勝連峰、大雪山連峰をバックに目に鮮やかな色彩が目に飛び込んでくる。これが富良野の花畑かと。。思わずため息・うっとり。。。1時間散策するがいつまでも浸りたい空間であった。今度は日本で最も美しい村である美瑛の丘Dへ。黄色の小麦、緑色のビート・とうもろこし畑のジュウタンを敷き詰め、通称パッチワークの丘とも呼ばれ絵心・写真好きの人にはたまらない風景である。この丘の景観のためこの一帯は作業小屋等の建物は制限されているらしい。50人ほどの鐘の鳴るとんがりコーンのような作りの小学校。この夏空いっぱいに広がるキャンパスの空間に浸りながら、今度は遠軽町Eを経由して夕陽が沈むサロマ湖にたどり着く。サロマ湖は日本で第3位の面積を誇り、北海道では第1位の広さであり、ホタテがおいしい。走行距離460KMの強行軍であったが、夏のでっかいどう道央を通り抜けた満喫した一日であった。明日は知床半島・摩周湖へ。ニサッタカ・シリピリカ・クニネ(明日天気になあれ)




★2013.7.10(水)薄曇り 25℃ 仙台→青森→函館→登別
<はるばるきたぜ函館へ さか巻く波を乗り越えて> 爆発寸前の熱気が漂う「ねぶた祭り」の青森を後にして、函館へ来ました。日本発の国際貿易港として開港した函館。駅のそばにある金森レンガ倉庫は海運業盛んなころの面影を色濃く残している。路面電車、函館山、ベイエリア。。。見どころがいっぱいである。3年前に冬の北海道へ来たが、夏の「でっかいどう」の花々を楽しみに函館Aからスタートしました。函館市内の昔の面影を脳裏になつかしく浮かべながら、車は一路、北へ。大沼公園の駒ケ岳B、カニの長万部C、豊浦Dへ来ると一面のジャガイモの花、とうもろこし畑が咲きそろう。やはりスケールが違う。洞爺湖サミットEの開かれた丘の上にあるウインザード、そびえ立つ昭和新山、果てしなく内浦湾が広がる。伊達市F、室蘭市Gは宮城県の亘理藩、角田藩、白石藩が移住し、今も地名が残る。この地域は宮城県にとっては切っても切れない縁でつながっており、亘理の震災のいちご農家も今もこちらでイチゴ栽培を再起している。こうした歴史をたどると面白いものである。今日は約230Kmを走ると、今宵の宿「登別温泉」の赤鬼が出迎えてくれた。こちらは最高気温25度と涼しくて過ごしやすい天気である。明日からの夏の花との出会いを楽しみにゆっくりと温泉で疲れを癒したい。


★2013.7.9(火) 晴れ 31℃
どんなに蒸し暑くても、風が吹いていれば過ごしやすい。晴れた日はもちろんのこと、雨模様の湿っぽい風であっても快適に感じる。窓際の風の通り道にいると気持ちがいい。逆に風が止まると、一気に不快感が増す。風のない蒸し暑い日が熱中症の要注意日である。福島原発で働く人々はこの暑さの中、防護服を着ての収束作業に頭が下がる。日本は核爆弾こそ持っていないが、原発によって膨大な量の核を保有する国になっている。核による自爆のリスクは年々増加している。さらに原発を動かせば動かすほど使用済み核燃料は蓄積される。つまり将来世代に対する最大の負の遺産が増え続けている。こうしたリスクが未解決のまま、各電力会社は5原発10基の再稼働に向けた安全審査を原子力規制委員会に申請した。あの事故によって、私たちは途方もない危険性と隣り合わせに暮らしているのがわかった。再びあのような事故が起きれば。。。。なのに、なぜ再稼働を急ぐのか。「安全よりお金」という選択は許されない。原発事故を通して自然再生エネルギーの源である風、光、雨……。思えば私たちは日々、天の恵みを全身に受けて生きている。蒸し暑さに耐える日は、その恵みに思いをはせる日でもあると思う。

★2013.7.8(月)雨&曇り 27℃
東京の方からは早くも梅雨明けの報が届き、猛暑日らしき温度になるとのことで熱中症予防のニュースが昨日から頻繁に流れる。こちらはまだまだ梅雨空であるが、昨日は二十四節気の「小暑」であり、暑さもいよいよ本番だ。こちらはいつかと気にかかる。連日の小麦刈りで疲れ気味であるが、ブルーベリーも熟しはじめ、気合いを入れて、朝7:30より田畑の草刈り作業に出かける。タイミング良く10時過ぎたあたりから雨が降ってきて、これは休みなさいと言うサインと思い、今日の作業を終える。この梅雨が明けると楽しみなのが夏の夜空だ。さそり座やおとめ座、いて座など形に特徴のある星座たちが漆黒を彩る。街明かりのある市街地でも見つけやすいのが、「夏の大三角形」を形作る三つの1等星である。天頂付近に見えるのが、こと座のベガで一番明るい。その近くに、わし座のアルタイルと、はくちょう座のデネブが輝く。ベガとアルタイルは七夕伝説の織り姫とひこ星。サッカーのベガルタ仙台の名前の由来でもある。そして天の川が横たわる。天の川は英語ではミルキーウェイ、つまり「乳の道」と呼ばれる。今日は夕方ころより晴れ間が見えてきた。晴れた星空を眺め、星々の織り成す物語をゆっくりと見上げてみたいものである。

★2013.7.7(日)晴れ 29℃
朝起きると、昨日の肉体疲労がまだ残っているが、今日で小麦刈りはすべて完了にしようと朝早く(7:30)から作業を開始する。仲間も参集したが、一応に疲れた顔色がうかがえる。無理せず、ユックリズムでやろうねと言いながらも精力的に動く。かつて、小麦粉の俗称に「メリケン粉」という呼び名があった。米国からの輸入産品で、アメリカン粉が転じてメリケン粉。もともとは日本在来の「うどん粉」と区別するため使われた。輸入品を象徴する名前だった。今ではその名も消えつつあるが、そんな輸入が主の家庭用小麦粉が、春に続いて値上げされている。円安や原材料価格の高騰を背景に。マヨネーズ、ハム・ソーセージ、食用油も。揚げ物をはじめ子どもや若い人の好みそうな料理が思い浮かぶ。弁当作りでも影響を受けそうだ。小麦粉の値上げ幅は2~7%。食パンや菓子パンも同様だ。そういった意味では自給していることに誇りを思う。連日の作業は体に堪えるが、午後にはついにバイダーも負荷に耐え切れずダウン。あれやこれやとキャブの調整しながら騙し騙し作業するが、すべては刈り終えず時間切れとなる。5反部では広すぎるなと思いながら、次回の日程調整しながら解散。お疲れ様でした。


★2013.7.6(土)曇り&晴れ 30℃
今日は真夏日の予報であり、朝から相当暑くなるニュースが流れる。そのためタオル、飲み物、冷却剤を用意し、用心しながら作業をはじめる。午前中は先週に引き続き、梅とり(白加賀)である。今年は梅も豊作でたわわに実り、取りきれないくらいである。そして午後からはり小麦刈に出かける。小麦も豊作で穂も黒々とし、実もたくさん入っているようで、ズシリと重い。やっとファーム(5反部)の半分程度を刈り取り、ハセつくり・ハセ掛けも完了した。バインダーの調子もよく順調に刈りとりは進む。残りは、また明日の合言葉で解散。汗を一杯かいた後のシャワーは気持ちがいい。今、流行のステテコ(息子の嫁よりのプレゼント)姿でビールを飲みながら、至福のひとときを過ごす。何とも言えない安らぎである。明日は七夕。星のソムリエ(「星空案内人」の愛称)から、星にまつわる伝説や民話を聞いてみたい。星空には、心の安らぎを与える癒やし効果がある。星のソムリエは、科学的な面白みだけでない宇宙の深さを示してくれる。明日天気になーーーれ。

★2013.7.5(金)小雨&曇り 21℃
最近はどの駅で降りても同じ風景に見える。改札を出てすぐの風景は画一化され、面白みがなくなったと実感する。同じようなドラックストア、全国チェーンの喫茶店。初めて降りたはずなのに、どこかで見たような錯覚を起こす。でも、どの繁華街でも、意外にもひと昔前のにおいや面影が残っている。生活する場所は何より利便性が重視されるため、街が似たたたずまいになるのは仕方がない。だが、一つ便利になれば、一つ知恵が消える。多少、不便でも昔からあるものを大事に残していきたいものである。行列ができるような名物パン屋があったり、路地裏に昔ながらのそば屋があったり。。。これらを見ると突然、生活感を強く感じて、ホッとする。やはり街には個性がほしい。ラーメンや麺でもそうだ。今日は雀踊りのノボリを横目に刺激的なじゃじゃ麺をいただく。ゆでた平うどんに「じゃじゃみそ」という特製の肉みそやキュウリ、おろしショウガ、それにお好みで酢やラー油などをからめて食べる独特の麺。2度、3度と続けて食べていくうちになぜかとりこになっていく。そして、麺を食べたあとの器に生卵をとき、麺のゆで汁を注いでもらい、塩やコショウなどで適当に味を調えると「鶏蛋湯(チータンタン)」というたまごスープの出来上がり。これを腹に流し込むと「じぇじぇじぇ」の美味しさである。こうした個性ある麺はいつまでも残ってほしい。

★2013.7.4(木)曇り&晴れ 24℃
春になるとウグイスが鳴く。ツバメが軒先に巣を作り、せっせと餌を運んでひなを育てる。どんなに寒暖の差があろうと、雨の日が続こうと、季節になるとカエルもヘビもチョウもトンボも出てくる。こうした自然の営みと一緒に生活している国がある。ヒマラヤ山脈の南に位置するブータン。ほぼ九州と同じ面積で、人口は約70万人。就労人口の6割以上が農業に従事する。主食はコメで、民族衣装の「ゴ」は着物に似ているほか、竹細工や漆器、手すき紙といった日本との類似点も多い。青年協力隊でブータンを訪れた知人の話を聞いた。子供たちの絵画を見ると、赤ちゃんを抱いた夫婦、薪(まき)を担いだ父と息子、家族そろっての食事風景など。多くの絵には山や川、木などが描かれ、日々の暮らしの中で自然や伝統文化を大切する心が育まれているのがうかがえる。GNH(国民総幸福量)で一躍、注目されるようになったブータン。1人当たりの国民総所得は約20万円であるにもかかわらず、国民の97%が「幸せ」と答える国だ。その基本方針は、①持続可能で公正な社会経済の発展②文化的遺産の保護、促進③環境の保護④良い統治―の四つで、国家の豊かさより、家庭の幸福が優先される。ちなみに、日本はGNHランキングで、世界125位。今日は参院選公示日であり街中が騒がしくなってきたが、選挙を前に小国ブータンに学ぶべきことも多いと思うが。。。


★2013.7.3(水)曇り&雨 17℃
梅雨入りしたのかしないのかさえ、今年は、はっきりせず、空梅雨なのにぐずついた天気が続いている。田んぼって、それ自体が巨大な水がめで、梅雨の間に膨大な雨水を蓄える。もし梅雨がなかったら、風景やそこに生きる人の暮らしも、まったく違ったものになったのだろう。今日は休みであるが、午前は曇りの予報であったため、小麦刈りのスケジュールを入れた。朝からあやしい天気でもあったが、出陣し急いでバインダーで小麦刈り、そしてハセ掛け用杭の準備を始めたが、あいにくの雨模様であるので、11時には店じまい。雨には勝てない。今週末再び実施することで、ひとまず解散することとした。午後からは茶房Sさん宅でハープコンサートの招待を受け、急いでSさん宅へ向かう。宮城県出身の演奏者Aさんの華麗な調べに酔いしれる。。。私の好きな「ハナミズキ」・「慈しみ深き」・「さくらさくら」・「庭の千草」をはじめ10曲を奏でてくれた。雨に濡れたSさん宅の庭の薔薇がハープの曲で一段と輝いて見える。ハープの起源は狩人の弓だと言われている。 古代の叙事詩やエジプトの壁画に現れ、世界中の多くの音楽文化で発展し独自の展開を遂げた。天気は雨空模様ではあるが、音楽は人間の心模様を豊かにしてくれる。慈雨になりますように!


★2013.7.2(火)晴れ 26℃
きょう2日は暦の上で半夏生(はんげしょう)だ。夏至から11日目ごろ指す。季節を表す雑節の一つで、本格的な夏の到来を告げると言われている。田植えが終わり各地の川にホタルが舞う。最近は減農薬に伴い田んぼでも見られるようになった。日に日に暑さが増していく。7月の訪れとともに、節電期間がスタートした。今、お世話になっている企業でも取り組みがすっかり定着し、なんとか、夏の安定供給に寄与できたらと思う。ならばもうひと頑張り、少しでも原発の数を減らしたいと願う。この夏、暑さ以上に気持ちをぐったりさせるのが値上げである。電気・ガス料金、小麦粉にパン、食用油、マヨネーズ。家庭も大変だが、中小企業や個人商店は格別の厳しさらしい。原材料の値上がりを価格に上乗せすると売り上げに響く。大企業では、円安で景気がよくなったとの手応えが広がる。差はいつになったら埋まるのか今夏、厳し厳しの声が周りでもあふれはじめている。7月は政治の季節で参議院選挙。この声、耳をかっぽじって聞いてほしいと願う。おなじみの耳障りのよい言葉が先行しているので惑わされないようにしないと。ホタルのうす明るい灯火を追いかけながら、先日のバロック音楽CDを聴いている。まだ、その余韻に少し酔いしれているようである。

★2013.7.1(月)晴れ 23℃
きょうから7月に入り、今年も半分が過ぎた。時間は静かに、そして、決して止められない勢いで流れているのを実感する。今日は広瀬川沿いを歩いて帰ることとした。この半年を振り返りながら川面を通り過ぎるさわやかな風を受けながらあれやこれやと案ずる。でも最近は年のせいもあるが、「あれやこれやと案ずるよりも、すぐにやること」を目標としている。散策は普段、何気なく見逃してしまうものや風景、建物をゆっくり見ることができ、そして新たな一面を発見することもある。市内の舟丁にある石橋駄菓子屋、宮澤橋のたもとにあるボートの風景、水面に映る河原町のツインタワー。。。。そして川崎町からみる蔵王連峰、そして水を湛えた広々とした水田風景。。。。なつかしくもあり新鮮でもある。だからこそ、忘れたくない人や忘れてならないことをきちんと記憶にとどめ、一年の後半を踏みだしたいと思う。そしてまた新たなる発見と感動を求めて活動していきたい。