悠々田舎人(弥生)   手触りのある里山暮らし
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■ 2013活動日誌10月■

日々の季節の移ろい、自然の中で感じたこと、後世へ伝えたことなど、思いのままに綴ってみました。おつきあいください。


★ 2013.10.31 (木) 晴れ 18℃

病院の窓から眺める街路樹サルスベリ、イチョウ、サクラ…。いずれもだいぶ赤や黄に染まってきている。今日はいよいよ退院の日である。偶然にも今日は大安でもあり、ハローウイン、そしてパートナーの誕生日でもありにぎやかになりそうである。昨日は11Fの特別室の個室に泊まり、快適であった。部屋は広いし、静かだし、やはり環境がいいと寝心地もよく、久しぶりにぐっすりと眠ることができた。病院仲間・看護師そして2週間の病院生活ともお別れし、いよいよ自宅へ戻る。車の窓から木々から、はらはらと葉が落ちている。木々は、春から働きづめだった体を休めるためという。落ち葉は土に還って新たな命を育む。よみがえりの序奏と思えばいとおしい。里に色づきが広がり、街のイチョウ並木も鮮やかな黄色をまとっている。さあ、ふつうの生活にもどれるようまずは体力維持に努めていきたい。

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★ 2013.10.29 (火) 晴れ 16℃

相次ぐ台風に気を取られているうちに冷え込みが強まり、日が暮れるのもめっきり早くなった。きのうの日の入りは午後4時40分。2週間で20分も早まった。まさに「秋の日は釣瓶(つるべ)落とし」だと、しみじみ思う。退院の日程も決まり、体調がよくなると、なるべく病室の外で景色を眺めたり、多くの人々と談笑するようにしている。青葉山の向こう側の川崎の田んぼはどうなっているのだろうかと脳裏をかすめる。収穫を終えた後の田んぼは実にもの寂しい。その上、足早に秋の日も落ちていく。何とも言えないわびしさが懐かしく思い出される。四季の風物の移り変わりに対する情は言葉に表せないほどロマンチックなものである。秋の名残を惜しむ一方で、来るべき冬の到来の緊張感も自然に高まっていく。故郷へ帰る情が次第に高ぶってきている。

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★ 2013.10.27 (日) 晴れ 16℃

台風も過ぎ去り、病室の窓には朝から陽が注ぎ込んでいる。青空の一日のスタートで、ワクワク、ドキドキの日々が始まった。プロの頂点を競う日本シリーズがきのう26日、Kスタ宮城で開幕した。カードも連覇を目指す巨人に、球団創設9年目で初出場・初優勝を狙うわれらが東北楽天が挑む。田中田中将大投手が登板と思いきや、新人の則本投手だ。病院の部屋でPCにフルセグUSBアンテナをつなぎ 息を呑みながら、戦況を見守る。「若大将」の原辰徳監督率いる巨人のスター選手ぞろいに対し、「闘将」星野仙一監督が指揮する楽天は野武士軍団の印象である。”0-2”と残念な結果ではあったが、これからも見どころは多く楽しみである。ドラフト会議では、夏の甲子園4強に貢献した日大山形高の奥村展征主将が巨人から4位指名を受けた。一方、注目の左腕、松井裕樹投手(神奈川・桐光学園)は楽天が交渉権を得た。話題と関心を集める両球団の激闘が、刺激とやる気を与えてくれて東北復興そして、私の身体回復へのタイムリーヒットになることを願っている。

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★ 2013.10.24 (木) 曇り&雨 13℃

窓の外はゆっくり台風とともに曇り空が続いている、本来ならこの時期の秋風は、水彩画家の絵筆のように山に、町に、黄や紅を薄く薄く塗り重ねているはずだ。季節の移ろいは新聞の折り込みにもあらわれている。農協の収穫祭を知らせるチラシに、柿の皮むき器や、干し柿をつるすハンガーが紹介されていた。季節を感じる。雑誌の創刊者で、コラムニストの天野祐吉さんが80歳で亡くなった。テレビCMなどの批評を通じて、あらゆる分野の出来事を論じてきた。語り口は軽妙なのに、権力者のふるまいや言説に対する論評は、ゴム風船をひと突きする針のように鋭かった。ことし6月、作家で精神科医のなだいなださんが亡くなったとき、天野さんはインターネット上で追悼の言葉を書いた。なださんが生前訴えたスローガン「強い国より、賢い国を」にいたく共鳴し、「勝手にぼくは、なださんの遺言として受け止めたい」と結んでいる。私の好きで尊敬している天野さんへ冥福を。。。

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★1013.10.20(日)曇り&雨 18℃

空気が澄んで青が濃くなった空。「天高く馬肥ゆる秋」。空の高さが変わるはずはないが、確かに夏よりも奥行きを増して見える。さわやかな気候で食欲も増進予定だっが、今回の手術で今年はひとやすみ。定期健康診断を受けてたおかげさまでとあらためて健康に感謝している。いままで健診では目立った変調はなく、せいぜい肝臓の数値が高い程度で大きな変動はなかったが。。新米をはじめ、松茸に代表されるキノコ類、秋刀魚など新鮮な魚介-。「実りの秋」は魅力的な山海の幸が豊富に出回り、胃袋を強烈に刺激する。今日で手術して4日目で水だけの生活だが、しばらくは秋の味覚の誘惑を断ち切って流動食のお世話にならざるを得ない。辛抱。。辛抱。。。

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★ 2013.10.16 (水) 雨&晴れ 18℃

台風26号来襲で朝から窓ガラスに雨が吹き付け、強い風が木々を大きく揺らしている。「抵抗勢力」「自民党をぶっつぶす」「人生いろいろ」など、現役時代にさまざまな語録を残した小泉純一郎元首相が「脱原発」発言を繰り返している。「核のゴミについて処分場もないのに原発を進めるのは無責任だ」というのが言い分。首相在職時は原発推進派だったが、東日本大震災で考えが変わったという。やはり一線を退き、冷静な立場から日本の後世が見えてきたのだろうか。私もそうだが現職時は前のめりになりがちで、せいぜい前方90°しか見えない時もあった。今になって、いろいろと見えてくるものがたくさん出てきた。午後より、手術執刀医AZ先生が訪れ、明日の内容について説明してくれた。小泉さんと同様に単純明快な説明で安心してお任せで、ここまでくればまさしく「まな板の鯉」。台風も過ぎ去り、明日は私の好きな水の青さを秘めた青空になり、身体も青空のようにスカッと明快に回復してくれることを願う。

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★ 2013.10.15 (火) 晴れ 23℃

台風26号が近づいているせいか、空はどんよりした雲が立ち込めている。入院を前に”採用内定が届きました”と、来春入社するT大学の学生から吉報が届き、弾んだ声にこちらが元気づけられた。これから仕事を通して仲間と協力して社会に役立つ物をつくったり、取引先と信頼関係を築き、成長していってほしいと思う。仕事の「やりがい」は、必ずしも企業の規模や知名度ではない。先輩や上司にくっついて、とにかくまねながら、人間関係をつくり仕事や技術も引き継いでほしい。夏目漱石の弟子たちは、その文章だけでなく、暮らしぶりもまねたそうだ。たばこの銘柄に、散歩のコース。それこそ、競い合うようにしてまねたらしい。その一人、寺田寅彦の喜びあふれる文章を読んだことがある。漱石と一緒にすしを食べていた。気が付くと同じ順にネタを頼んでいる。それがうれしくてたまらないらしい。”まねたい人がいなければ組織は育たないし、人を大事にしない組織は内から崩れていく”と一線を退いた今、痛切に感じている次第である。<モラル、誇り、心意気>

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★ 2013.10.14 (月) 晴れ 19℃

この3連休、最終日の今日は久しぶりにカラッと晴れた。朝起きて蔵王連峰を眺めるとすっきりと稜線が浮かび出ている。この冷え込みで、旬のキノコの出来具合はどうだろうと気になる。早速、林の中へ直行するとクリタケ、ヤマブシタケがでている。このキノコ採りの瞬間がたまらなくうれしい。そして家へ戻り畑仕事をしていると友人がやってきて、こんな話をする。「もしも幸福度を計ることができるなら、悠々さんは何で幸せを計る?」 お金の貯蓄高、名刺の肩書、有名人、食卓に響く家族の笑い声や気の置けない友の数かもしれない。人それぞれに幸せの物差しはある。先人はどうだったのだろうか。仕事での一線を退いた今の私は単純で「健康で田畑仕事しながらパートナーと一緒に笑いながら小さな喜びを見つけること」と答えた。東日本大震災を経験し、私は自然と向き合い、きのうと同じきょうが来ることの幸せをあらためて感じている。

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★ 2013.10.13 (日) 曇り&晴れ 24℃

虫たちが庭の片隅やあぜ道で、にぎやかに会話する。♪あれ松虫が鳴いている…あれ鈴虫も鳴き出した。唱歌「虫のこえ」の冒頭だ。小学校で明治後半から100年近くも歌われ続けている。古くから和歌や俳句で取り上げられたキリギリスは、多くがコオロギを指すらしい。広く分布し、人の声に近いため、特になじみが深い。そして、田んぼではシラサギが畦で餌をつまんでいる。そして、しばらく田んぼに出向いていたスズメが、稲刈りの終了とともに静かになり、街中へ帰ったのだろうか。虫と共に身近な鳥に、急いでいる秋の移ろいを感じる。今日はこだわり新米やこだわりうどんの発送に追われているが、里の恵み・収穫の喜びをぜひとも多くの人に味わってほしいと思う。秋の深まりとともに、虫の声は次第にゆっくりとなり、やがてやむ。今夜は薪ストーブの炎に揺られながら、たまにはじっくりと耳を傾けてみるのもいい。

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★ 2013.10.12 (土) 曇り&晴れ 24℃

急に秋が深まり、蔵王連峰の木々の鮮やかな彩りに思わず目を奪われてしまう。山々は駆け足で錦秋に染まっているが、今日は蒸し暑いくらいの天気である。里では水田がほとんど稲刈りを終えようとしているが、今日は悠々ファームメンバで専業農家ISさんの田んぼの稲刈り体験会。初めて鎌での手刈り、そしてコンバインでの稲刈りと子供たちは楽しそうにはしゃぎまわる。ISさんと一緒にコンバインの高見の運転を大人も童心に返り、初体験し、楽しそうである。ひとめぼれ、ささにしき…。イネの栽培は4000年前の縄文時代後期に中国から日本に伝わった。邪馬台国の女王卑弥呼も米を食べたという。復元された卑弥呼の食卓には、土器で柔らかく炊いた堅粥(かたかゆ)というご飯が登場していた。古墳時代、コメは単に食糧でなく富の象徴だった。新米は、かめばかむほど甘くおいしい。そして心まで豊かにしてくれる。新米を多くの人にぜひとも味わっていただきたい。

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★ 2013.10.10 (木) 曇り&晴れ 26℃

朝から夏を思わせるような暑い日差しがそそいでいる。今日、訪問したT大学のキャンパスには青空が広がっている。昭和39(1964)年のきょう、東京五輪の開会式をテレビで伝えたNHKアナウンサーの第一声が日本中に響き渡っていたことを思い出す。<世界中の秋晴れを全部東京に持ってきてしまったような素晴らしい秋日和でございます>。開会式を10月10日に決めたのは、秋の長雨が終わり、過去の統計から晴れの日が多かったからだ。ただ、晴れる確率が10月で最も高いのは15日だった。平日の木曜に当たるため、次に高い土曜の10日を選んだような秘話もある。東京五輪は日本人に立ち直る自信を与えた。復興の証しといえる。高度経済成長に一層拍車を掛けたのもオリンピックであった。2度目となる東京五輪は7年先の7月24日に開幕する。東日本震災の復興及び原発の収束が確実に進むことを期待し、再び日本が立ち上がる自信をもちたいものである。

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★ 2013.10.9 (水) 曇り&晴れ 27℃

庭の片隅に植えてあるキンモクセイから甘い香りが漂うと秋の訪れを感じる。春なら梅や桜、夏の匂いは蚊取り線香(?)、冬は温かい鍋の湯気の匂い。日本の四季を匂いで感じるのも、なかなかいいもんだ。色彩は三原色(青、赤、黄)、味は基本は五味(甘、塩、酸、苦、うま味)だが、感知できる匂いは何十万種も存在するという。人の嗅覚は他の感覚より鋭く、さまざまな匂いの違いを識別できる。その中で気持ちが落ち着くのは木の香りである。スギやヒノキには緊張感を和らげる効果がある。森の中に入れば目に優しい木々の緑、鳥の声や風に葉が揺れる音、草木の匂いに包まれ、リラックスできる。川崎町は森林の国。自然を通じて豊かな人間性を育てる木がふんだんにある。特に小さな子供たちは木のおもちゃ遊びで五感をフルに活用し、手触り、色、形のほか匂いを感じて感受性を磨かれるのではないかと思う。香りはいつまでも記憶に残る。子どもたちが成長したとき故郷を何の匂いで感じるのだろうか、楽しみである。

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★ 2013.10.8 (火) 曇り&小雨 22℃

きょうは二十四節気の「寒露」。草花に冷たい露が宿るころで、菊が花開き北国では紅葉が始まる。雁(かり)やツグミなど冬鳥の渡りも盛んになり、まさに秋真っ盛りである。朝早くから玉川温泉へと向かう。玉川温泉はph1.2と強い酸性湯で、もうもうと湯けむりをあげている。自然岩盤浴は自然界の約3倍となる微量の自然放射線(ラジウム及びラドン)が出ており、放射能がガン細胞に影響すると考えられているらしい。そして後生掛温泉経由で八幡平頂上、露天風呂で有名化籐七温泉(東日本一標高1400mの温泉)で、ほっこりと湯につかる。アオモリトドマツの原生林とカエデ、ミネザクラ、ブナ、ナナカマドのコントラストは歓声がでるくらい、秋色に染まる見事な紅葉群の樹海ラインを走る。途中、源泉が湧き出ている個所があり、湯煙が立ち上がっている。まさに心身が秋色に染まる感じで、大きな秋を満喫して東北道の松尾八幡平ICから帰路へ向かう。走行距離368km。


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★ 2013.10.7 (月) 曇り 22℃

旅の楽しみは3度あるという。計画を練る楽しみ、実際に旅する楽しみ、そして思い出す楽しみ。確かにパンフレットで調べるだけで心は躍り、旅行後に写真を見て思い出に浸るのも楽しいものだが、最近は思いつきで出かけることが多くなった。なぜか、今日は急に人生の師匠Hさんに会いに北へ、岩手路へと向かう。待ち合わせ場所は石川啄木の故郷、渋民にある記念館前。今年、啄木の赴任先である函館・札幌・小樽・釧路・東京を訪れたが、故郷の渋民での代用教員時代の校舎の中で、しばし秋の訪れを感じる。「ふるさとの山に向ひて 言ふことなし ふるさとの山はありがたきかな」「やはらかに 柳あをめる 北上の岸辺目に見ゆ 泣けとごとくに」。そして故郷の山である岩手山焼走り溶岩流エリアへ足を伸ばす。麓まで紅葉前線が下りてきて、まるで色とりどりの木々が岩手山をキャンパスと化している。小岩井牧場の一本桜を見ながら、今宵の宿、雫石高倉温泉へと向かう。錦鯉の泳ぐ池の中にある茶褐色の露天風呂で、師匠との、よもやま話も、また楽し。走行距離273km。


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★ 2013.10.6 (日) 曇り&小雨 21℃

小さな子供が小さな秋を見つけに「悠々ファーム」を訪れた。あいにく曇り模様で蔵王連峰は拝めないが、はしゃぎながら田畑を駆け回る姿を見ると、人と風景が同化する原点を見ているみたいだ。でも、こうした光景はやはり青空が似合う。谷川俊太郎の詩にもあるが、「空の青さをみつめていると 私に帰るところがあるような気がする」と。高く突き抜けて、水のような秋空の青が秘めているのは、母なる海だろうか。生命の源を抱きしめて、ふりまいている秋空は、多くの潤いをもたらしてくれる。萩やフウセンカズラが風に揺れる。鈴なりの実に触れると、赤ん坊のほっぺみたいに柔らかい。そばのハナミズキの実は、紅に染まり始めている。こうした風景が心に飛び込むのは、やわらいだ秋空のせいかもしれない。次回はぜひとも秋晴れの中を飛び回る蛙・トンボ・コオロギ・蛙を追いかけながら爽快感を悠々ファームで味わってほしい。Sさん家族に楽しい思い出ができてうれしく思う。

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2013.10.5(土) 曇り 22℃
朝晩の涼しさから秋を感じることができるようになった。蔵王連峰では真っ赤な実を付けたナナカマドの姿が紅葉の季節を告げている。山頂直下の斜面はすでに黄や赤で彩られるようになってきた。豊かな自然の象徴でもあるブナ林の色づきも、最盛期を迎えようとしている。この冷え込みで、きのこは出具合はどうだろうと裏山に見に行く。林の中でヒラタケ、ナメコ、クリタケ、ムキタケを育成しているが、<小さい秋見つけた>ヒラタケが出始めている。この季節、きのこに出会う瞬間がたまらなくうれしい。さっそく、昼のすいとんで今年の旬のヒタタケを味わうが、香り、歯ごたえがたまらない。午後からは、お世話になっているS会社の新社屋完成祝いに出向く。引っ越しもほぼ終わり、社長をはじめ社員が新たな気持ちで新たな仕事に向けて動き出している。現在の心境を言葉に表すと、「苟)に日に新たにせば、日々に新た、また日に新たならん」。新社屋を見てると新たなエネルギーが湧き出る感じである。

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★ 2013.10.4 (金) 晴 24℃

多彩な草花が涼風に揺れ、季節の深まりを告げている。ダイダイ色した金木犀が庭中に甘い匂いを漂わせ、秋をより一層引き立ててくれる。そして、秋らしく、萩、桔梗、撫子、曼珠沙華、りんどう、コスモスなどが秋空に向かって咲き競っている。10月にはいり、朝晩は冷え込みがはじまり、本日より我が家は薪ストーブをたきはじめた。ほっこりした暖かさを部屋中に金木犀と同じように漂わせてくれる。薪の木の匂いをかぎながら、その炎をみているだけでも暖かさが伝わってきて気持ちがよい。これから、いっそう秋も深まると同時に冬の準備(薪等)もせねばと気持ちを焦らせる。草花と共生しながら、無理せず、ゆっくりと自然と調和した暮らしは心身を癒やしてくれる。この季節、「庭の千草」を口ずさみながら秋の草花と語り合うのもいい。仙台クラッシックフェステイバルも始まり、明日は青根のKさんのチェンバロの音色が待っている。

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★ 2013.10.3 (木) 晴 24℃

来年4月から消費税が5%から8%に上がる。本体100円の物は108円へ。「108」にまつわる数字は身の回りにある。野球の硬式ボール、そして統一玉の縫い目は108だ。人の煩悩の数もそうらしい。数珠の玉も基本は108個。除夜の鐘も108回だ。いくら何でも鐘100回以上は税金分ではあるまいが、増税と聞くと気が気ではない。増税のリカバリーとかで、同時に景気悪化を防ぐため6兆円規模の経済対策も実施するという。しかし、企業への目配りばかりがやけに目立ち、本来の目的の社会保障分は大丈夫だろうか?そして10月からは値上げの秋。小麦や牛乳、清酒などの販売価格が軒並み上がる。食べ盛りの子を持つ親にとっては頭の痛い問題だ。上がる前に買っておくものは何か。。。あれこれ考えてみる。暮らしのやり繰りは…。さまざま気がもめる。大いなる“煩悩”がまた増えた。友人のスイス旅行のダイナミックな写真に酔いしれている。

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★ 2013.10.1 (火) 晴 26℃

先週、天台宗の僧侶、酒井雄哉(ゆうさい)さんは87歳で亡くなった。行で一日山を歩くと、わらじがボロボロになる。明日は新しいわらじを履く。「一日が終わって、また生まれ変わる。草履も人間も同じなんじゃないかなって」と言う。明日生まれ変わるために今日を生きる大切さを説いた。荒行の千日回峰行を2度成し遂げたことで知られる。7年間で計1000日、比叡山中を一日30~85キロ歩く巡拝とともに「堂入り」という行は想像を絶する。堂にこもって9日間、断食・断水で睡眠も横になるのも許されず、不動真言を唱え続ける。終盤は瞳孔が開き死臭が漂うという。生死の縁をさまようこの行を2度達成したのは、過去400年で3人しかいない。まさしく神の姿であるような気がする。満行後もおごることなく行脚を重ねた。むりせず、いそがず、はみださず、りきまず、ひがまず、いばらない。衣替えの季節そして景色の変わる10月の始まりにその言葉をかみしめてみた。この言葉のひとつも当てはまらない自分に気づき未熟であることを思い知らされている。

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瓦屋根の平屋で薪ストーブ煙突目印です!
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