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  ■ 2015  小さな旅 1 ■


2015.1.29-31  冬景色の北東北へ(釜石・宮古・久慈・下北・青森・五能線・秋田ローカル線の旅)

♦1日目:1/29(木) 東北新幹線×釜石線×(山田線)×三陸鉄道北リアス線 

 仙台 ⇒ 新花巻  ⇒ 遠野  ⇒  釜石    ⇒ 宮古    ⇒ 田野畑(羅賀荘泊)

   8:58  →10:59   →11:02 → 11:58  → 14:39  → 15:55

賢治の面影を忍びながら民話のふるさと味わい、リアス式海岸の変化に富んだ景観と海の幸を堪能する冬を楽しむ旅へ!!

今日は「冬晴れ」。厳寒の冬の季節にからりと晴れ渡る日和で、抜けるような空の青さや清冽な空気の透明感は、たとえつかの間であっても気分は爽快である。今日から北東北冬巡りがスタートする。1日目のコースはイーハトーブ岩手冬物語と題して、岩手を巡る。宮澤賢治の生誕地である花巻から銀河鉄道の世界に飛び込む。山間を通りながらJR釜石駅まで22の駅を潜り抜ける。途中に民話の里で知られている遠野市がある。河童伝説や伝承園、ふるさと村があり民話の舞台でもあり魅力満点である。山間ではあるがJR線沿いはトンネルが少なく、ぐるりと人里を囲む山々、雪に覆われた真っ白な田畑が続いている。木々は薪となるような間伐林が多く、ついつい目に入ってくる。まさに春を待ちわびる日本の原風景そのものである。ラクビーの街「釜石」に到着した。駅前には鉄を象徴するかのように新日鉄の工場が並び建っている。鉄のイメージを形どった駅舎、そして三陸鉄道の南リアス線(盛~釜石)の始終着点でもある。これから宮古に向かうが、JR山田線は震災で不通であり、バスで道の駅「やまだ」へ向かい、そこでもう一度バスに乗り換え宮古駅に向かう。釜石から宮古までの海岸線は震災の復旧工事等で大型ダンプ・トラックの往来やクレーン車が目立つ。そして建設現場の仮設プレパブ小屋がやたら多い。復興までには、まだまだ時間がかかりそうに見えてしまう。宮古駅からは、いよいよ三陸鉄道北リアス線に乗り込む。じぇじぇじぇのあまちゃんですっかり人気となったが、車両は1両のみで乗降客も平日でもあるが5~6人程度であった。途中の田老にある2.5Kmもある津波防潮堤は世界に誇る三陸の万里の長城と言われていたが、その上を襲ってきたのだから今回の津波の大きさは想像を絶する高さである。やっと今日の宿「羅賀荘」のある田野畑駅に着く。夕方4時頃であるが、天気もよく海岸線が澄み切っていてきれいだ。ちょうど6年近く前に訪れたが、このホテルも改装し以前のようなにぎわいの半分程度まで客足も戻ってきたとのことである。夕暮れの海岸線を散策しながら一人旅は何か感傷的にしてくれる。ゆっくりと温泉につかり明日の下北半島の旅への思いを馳せようか。週間予報では明日あたりからしばらく雪マークが続くというが冬を楽しみながら春がやって来るのを待ちたい。

♦2日目 1/30(金)北リアス線×八戸線×青い森鉄道×大湊線 

 田野畑 ⇒久慈 ⇒八戸   ⇒野辺地   ⇒大湊⇒青森(ホテルサンルート青森泊)

 8:52 →9:47→12:13→12:57→14:05→16:07

じぇじぇじぇのあまちゃんのふるさとを車窓から眺め、はまなすベイライン(八戸~大湊)、下北半島の雄大な景色を津軽三味線を聞きながら、あすなろ下北号(大湊~青森)で一路青森へ。陸奥湾の海の幸、山里の恵みを味わう。

日本酒の寒仕込みが最盛期だ。「甘、酸、辛、苦、渋」。五つの味がほどよく調和したものが美酒とされる。それも適したコメ、適した水、優れた技術があればこそである。青森は津軽、下北、三八、上北と豊かな自然と風土に恵まれ山海の新鮮な食材や郷土料理も豊富であり今晩が楽しみだ。薄曇りのお天気で残念ながら日の出は拝めなかったが部屋から見える海岸は美しい。川崎では山々からの朝日であるので格別新鮮な気分である。今日は田野畑からじぇじぇじぇのあまちゃんでお馴染みの久慈へと向かう。ドラマで目にした風景を眺めながらの海岸線は何かなつかしい気がする。そして久慈から八戸へと向かう。三陸海岸の北端となる八戸までは穏やかな海岸線が続き、海辺ではサーフィンに興じる若者も見かける。八戸からは「はまなすベイライン号」で野辺地を経由して下北半島の大湊まで向かう。大湊線沿いは陸奥湾を挟んで津軽半島を車窓に眺めながら、砂浜の海岸沿いを北へと走り続ける。春には菜の花畑が広がる陸奥横浜、そして「はまなす」の花が広がる海岸沿いを想像しながら単調な単線をひたすら走り続ける。終着の大湊を起点として、恐山や大間・下風呂へと続く。今回は時間の関係で「あすなろ下北号」で野辺地へと引き返し、野辺地からは青い森鉄道へ乗り換え、青森へと向かう。ベイエリアにあるアスパムで夜景を眺めながらちょっぴり青森の新酒と海鮮料理をいただいた。その後、青森にあるJazz喫茶ブルーノートを思い出し、雪の明かりをたよりに久しぶりに訪れた。サイフォンで入れたコーヒーを飲みながら、じっくりと昔のLPレコードの音に酔いしれ、心が昔に帰り、心が躍るような気分にさせてくれた。今日はローカル線を乗継いで、雪の青森を眺めながら、鉄道のユックリズムな旅を終えた。数ある乗り物のなかでも、鉄道が多くの人をひきつけるのはなぜだろう。「時刻表2万キロ」などの著作で知られる宮脇俊三が、旧国鉄の全路線を走破し、「道楽の極致」に浸った気持ちがわかるような気がした旅である。

♦3日目 1/31(土)五能線の旅(リゾートしらかみ2号)×秋田新幹線

 青森 ⇒ 鯵ヶ沢 ⇒ウエスパ椿山⇒十二湖⇒ 秋田ー秋田新幹線ー仙台(泊)

   8:02 → 9:58  → 11:15       →11:25 →13:31/16:34  → 18:55  

今回は青森から秋田へと下り、車窓から白神山地と荒々しく波が打ち寄せる日本海に感激しながらリゾート列車の旅を満喫しよう。津軽三味線と波の音との競演も楽しみである。                            

青森県五所川原市金木町で地吹雪体験ツアーが始まった。厄介ものの雪や寒さを逆手に取った催しで28年目を迎えた。もんぺに角巻姿、かんじきで雪原に繰り出す非日常の体験が南国や海外の旅人を引きつけている。岩木山より吹き降ろす風が一面の原野の雪を舞い飛ばしてしまう。我が家の周りも地吹雪ができそうであるが、こちらは雪の量がだいぶ違う。昨年は秋田から青森へと北上したが、今年は逆のルートで青森から秋田へと南下するコースを辿った。冬の荒々しい日本海を期待していたが、天気は予想外で青空の晴天が広がり、風もなく穏やかな日和となった。この沿線はすぐ間近に迫る崖の海岸線を走るため、見応え・乗り応えが感じられ、今までの太平洋側とは違う荒々しさがある。地吹雪の五所川原から鰺ヶ沢までの間では、津軽三味線の生演奏を聴かしてくれる。このバチさばきが車窓の景色を一段とリズミカルにしてくれる(生演奏の動画を収録しましたので聴いてみてください)。そして深浦駅では秋田からのしらかみ白神1号とご対面する場面を演出してくれる。千畳敷駅では岩場に凍りついた氷結が間近に見え、広々とした岩場を15分程度散策できる時間を作ってくれる。途中の海岸線の見どころの説明や白神山がよく見える場所では車掌さんがアナウンスしてくれたり、列車を減速したりとお客さんの満足感を満たすような盛りだくさんの演出をしてくれ、うれしいものである。本当にいつ乗っても楽しいリゾートしらかみ号である。約5時間30分と長丁場の列車の旅であるが、あっという間に時間が過ぎる。ローカル線では五能線が何と言っても私にとっては一番である。そして終着点の秋田駅に降り立つと、意外と雪は少なく一面に青空が広がっている。秋田市民の憩いの場である千秋公園、県立美術館・赤レンガ郷土館ではアートにふれることができる。そして夏場の竿灯でにぎわう川反付近をゆっくりと散策しながら秋田の佐竹氏二十万石の城下町を約3時間をかけて堪能しつつ、珈琲屋で「ふわふわラテ」で温まりながら旅を締めくくった次第である。

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