
■2025 活動日誌8月■
季節の日々の移ろい、自然の中で感じたこと、後世へ伝えたいことなどを思ったままに綴りました。皆さんのコメントをお寄せください。

2025年8月10日 小雨
猛暑と渇水の夏はいつまで続くのだろうか?

毎年感じるが、夏の暑さが年々厳しくなっている。そして雨が少ない。梅雨と猛暑は、さまざまな影響を与えている。宮城の鳴子ダムでは貯水率が0になった。稲作は出穂期の今が最も水を必要とするのに…。家畜は夏バテし、野菜も高温障害が出ている。地球自体が熱中症に悩まされているのではと心配になる。ロシア・カムチャツカ半島の地震で発生した津波被害も不安材料だ。不安は連鎖し、増幅しやすい。今月の食品値上げは1010品目とされ、家計は厳しさを増す。財布のひもが固くなり、景況が悪化する悪循環が続く。逆境を乗り越えるのは簡単ではないが、「経営の神様」といわれた故松下幸之助さんは自著『道をひらく』で「逆境は尊い。しかしまた順境も尊い」と書く。逆境であれ、順境であれ、与えられた境涯に素直に生きること、謙虚の心を忘れぬこと。素直さを失ったとき、逆境は卑屈を生み、順境はうぬぼれを生むといっている。絶望と希望は隣り合わせ。幾多の苦境を乗り越えてきた人類の力を信じたい。青空を見上げながら「せめて夕立を」と願ってみる。希望の一滴がきっと、好循環に変わるきっかけになればいいが。